自治医科大学附属病院 後期研修 各科プログラム

外科専門医コース(卒後3〜5年目)

外科系専門医には、消化器外科専門医、心臓血管外科専門医、呼吸器外科専門医、小児外科専門医がある。それぞれの専門医になるためには、まず日本外科学会の外科専門医を取得する必要がある(移植外科は専門医制度が設定されていないが日本外科学会の外科専門医の取得は必要。乳腺専門医と形成外科専門医については後述)。

このためには卒後5年間で350例の手術経験(うち120例は術者)が必要とされ、さらに消化器外科手術、心臓外科手術、血管外科手術、呼吸器外科手術、小児外科手術などそれぞれの分野毎に最低経験数が決められている。詳しくは、日本外科学会ホームページ参照。

外科大講座では、研修医それぞれの希望や2年間の卒後臨床研修内容に応じて、以下に示す後期研修コースを提供している。なお、卒後3年目4月には外科大講座へ所属する。大講座内の各部門へは3年目4月〜5年目3月の期間内に入局できる。卒後3〜5年目のうち1年間程度は学外の関連施設でgeneral surgeonとしての研修を受ける。以上の卒後3〜5年目の研修は研修医それぞれの希望を聞いたうえで、外科大講座内の研修委員会で決定する。

主な関連施設:小山市民病院、社会保険宇都宮病院、国際医療福祉大学病院、那須南病院、芳賀日赤病院、古河赤十字病院、日立総合病院、茅ヶ崎市立病院、済生会常陸大宮病院


2年間の卒後臨床研修を他施設で修了した研修医について

他施設で2年間の卒後臨床研修を終了し、3年目から当院で外科専門医コースの研修を希望するものについては、当院で卒後臨床研修を受けた研修医とまったく同様に扱う。すなわちその研修医の希望および卒後臨床研修2年間の内容により、以下の後期研修コースを選択する。

【研修希望・問い合わせ】

研修管理委員の佐久間 康成(naruchyan@jichi.ac.jp)まで連絡をすること。研修希望者は、研修開始前年の12月までに連絡することが望ましい。


Aコース

他施設で2年間の卒後臨床研修を終了し3年目から当院で外科専門医コースの研修を希望するものについては、当院で卒後臨床研修を受けた研修医とまったく同様に扱う。すなわちその研修医の希望および卒後臨床研修2年間の内容により、以下の後期研修コースを選択する。

 研修方式
3年目
4月
3年目
4年目
5年目
所属
外科
1
外科
2
外科
3
外科
4
関連病院で研修
(1年間)
外科
5
外科
6
選択
選択

3年目
4月
3年目
4年目
5年目
所属
関連病院で研修
(1年間)
外科
1
外科
2
外科
3
外科
4
外科
5
外科
6
選択
選択

3年目
4月
3年目
4年目
5年目
所属
外科
1
外科
2
外科
3
外科
4
外科
5
外科
6
選択
選択
関連病院
で研修
(1年間)

外科1-6は、消化器一般外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、移植外科または形成外科、救急または麻酔をローテートする。 選択は外科系に限らず何科を選んでも良い。専門科が決まれば専門科を選んでも良い。


Bコース

このコースは、すでに専門科を決定し専門科の研修に重点をおきたい研修医向けである。すなわち日本外科学会の外科専門医を取得するために2年間の卒後臨床研修で不足した経験の診療科を中心に3年目以降研修する。当然その内容は卒後臨床研修の内容により異なってくる。

以下に研修例を提示する

例1:消化器外科専門医希望(1)

卒後臨床研修2年間で消化器外科の他に心臓血管外科と小児外科を回り必要経験数をクリアした場合(3年目以降心臓血管外科と小児外科の研修が不要な場合)

3年目
4月
3年目
4年目
5年目
入局/
所属
消化器外科
(6ヶ月)
呼吸器外科
(3ヶ月)
救急/麻酔
(3ヶ月)
関連病院
で研修
(1年間)
消化器外科

例2:消化器外科専門医希望(2)

卒後臨床研修2年間で外科は消化器外科のみ回った場合

3年目
4月
3年目
4年目
5年目
入局/所属
消化器
外科
(3ヶ月)
心臓血管外科
(3ヶ月)
呼吸器
外科
(3ヶ月)
小児
外科
(3ヶ月)
救急/
麻酔
(3ヶ月)
消化器
外科
(6ヶ月)
関連病院で研修
(1年間)

例3:心臓血管外科専門医希望

卒後臨床研修2年間で心臓血管外科の他に呼吸器外科と小児外科を回り必要経験数をクリアした場合(3年目以降呼吸器外科と小児外科の研修が不要な場合)

3年目
4月
3年目
4年目
5年目
入局/
所属
心臓血管
外科
(6ヶ月)
消化器
外科
(3ヶ月)
救急/
麻酔
(3ヶ月)
関連病院
で研修
(1年間)
心臓血管
外科

例4:呼吸器外科専門医希望

卒後臨床研修2年間で呼吸器外科の他に心臓血管外科と小児外科を回り必要経験数をクリアした場合(3年目以降心臓血管外科と小児外科の研修が不要な場合)

3年目
4月
3年目
4年目
5年目
入局/
所属
呼吸器
外科
(6ヶ月)
消化器
外科
(3ヶ月)
救急/
麻酔
(3ヶ月)
関連病院
で研修
(1年間)
呼吸器
外科

例5:小児外科専門医希望

卒後臨床研修2年間で小児外科の他に心臓血管外科と呼吸器外科を回り必要経験数をクリアした場合(3年目以降心臓血管外科と呼吸器外科の研修が不要な場合)

3年目
4月
3年目
4年目
5年目
入局/
所属
小児
外科
(6ヶ月)
消化器
外科
(3ヶ月)
救急/
麻酔
(3ヶ月)
関連病院
で研修
(1年間)
小児
外科
付1. 移植外科専門医
移植外科は専門医制度が設定されていないが、他科の専門医コースに準じて、日本外科学会の外科専門医取得は必要である。従って、移植外科希望者は、入局後、移植外科での研修(6ヶ月)と、これまでの研修で回らなかった日本外科学会の外科専門医取得に必要な診療科を上記例1から例5のように研修する。また、移植医としての専門性を高めるために、移植外科入局後に、小児外科専門医、または消化器外科専門医の取得を目指す場合は、4年目以降に、外科大講座の関連施設で研修を受けることが可能である。詳細については移植外科科長河原崎まで連絡すること。
付2. 乳腺専門医
乳腺専門医は、現在のところ外科系から取得する場合には日本外科学会の外科専門医取得が必要である。当院では消化器一般外科にて乳腺を扱っているため、消化器外科専門医を希望するコースに準じて研修を行う。
付3. 形成外科専門医
形成外科専門医になるためには、2年間の卒後臨床研修を含む6年間の形成外科研修を、日本形成外科学会が認定した研修施設で行う必要がある。当院は専門医認定施設になっているので、卒後臨床研修に引き続き4年間の研修を行うことで、専門医試験の資格を満たすことができる。詳細については形成外科科長 菅原まで連絡すること。
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