教室の紹介(医療関係者向け)

診療内容

 消化器外科では、消化管疾患、肝胆膵脾疾患について、消化器・肝臓内科、臨床腫瘍科と協力して、外科手術(内視鏡外科手術を含む)を中心とした集学的治療を行っています.乳腺科では乳癌に対する術前・術後の化学療法、ホルモン療法、手術治療を行っています.ヘルニア、肛門疾患などの一般外科疾患、副腎などの内分泌外科、肝移植・腎移植を中心とした移植外科も扱っています.

特色

上記のすべての分野において、良性・悪性・炎症性・先天性疾患を問わず、積極的な外科診療を行っています.当科では医療安全を第一の目標として、様々な診療インフラ整備を行ってきました.その成果として、待機手術の入院死亡率を0.1%以下にまで逓減しました(2008-2014年統計).2000年以降の入院数(年間約2500件)、手術件数(年間約1500件)急増のため、良性疾患症例(成人ヘルニア、胆嚢結石症、急性虫垂炎など)については、当科から外科医を派遣している近隣病院にご紹介することがあります.

対象疾患

食道疾患

早期食道癌(内視鏡的粘膜切除、胸腔鏡手術)、進行食道癌(3領域郭清を伴う食道亜全摘、胃管再建、血管吻合による空腸再建、化学療法、放射線療法、ステント挿入)、逆流性食道炎(腹腔鏡手術、開腹手術)、アカラシア(腹腔鏡手術、開腹手術)、良性食道腫瘍(胸腔鏡手術、開腹手術).

胃・十二指腸疾患

早期胃癌(内視鏡的粘膜切除、腹腔鏡手術、機能温存手術、開腹手術)、進行胃癌(腹腔鏡手術、開腹手術、化学療法)、胃GIST(腹腔鏡手術、内視鏡腹腔鏡合同手術:LECS、胃内手術、開腹手術)、胃・十二指腸潰瘍(腹腔鏡手術、開腹手術)、その他の胃・十二指腸腫瘍(腹腔鏡手術、開腹手術).病的肥満症に対する腹腔鏡下Sleeve状胃切除

小腸・大腸・肛門疾患

結腸癌・上部直腸癌(内視鏡的粘膜切除、腹腔鏡手術、開腹手術)、下部直腸癌(術前放射線化学療法、腹腔鏡下もしくは開腹による超低位前方切除、マイルズ手術)、直腸脱(肛門手術、腹腔鏡手術、開腹手術)、クローン病(腹腔鏡手術、開腹手術)、潰瘍性大腸炎(腹腔鏡下もしくは開腹による大腸全摘+回腸肛門吻合)、その他の良性疾患.

肝臓・脾臓疾患

肝癌(TAE、PEIT、腹腔鏡手術、開腹手術)、胆管細胞癌(開腹手術、放射線治療)、その他の肝腫瘍(腹腔鏡手術、開腹手術)、脾腫(腹腔鏡手術、開腹手術).

胆道疾患

胆道癌(開腹手術、放射線化学療法)、胆嚢結石症・良性胆嚢疾患(原則として腹腔鏡手術)、胆管結石(内視鏡治療、腹腔鏡手術、開腹手術)、膵・胆管合流異常症(腹腔鏡手術、開腹手術).

膵臓疾患

膵癌(術前放射線化学療法、開腹手術、化学療法)、膵IPMN、MCN(腹腔鏡手術、開腹手術)、その他の膵腫瘍(腹腔鏡手術、開腹手術)、慢性膵炎(開腹手術)、重症急性膵炎(内科的集中治療、腹腔鏡手術、開腹手術).

乳腺疾患

乳癌(乳房温存手術、乳房全摘術、センチネルリンパ節生検、乳房再建、放射線療法、化学療法、ホルモン療法)乳腺良性腫瘍(外来手術).

副腎疾患

副腎癌(開腹手術)、副腎腫瘍(後腹膜鏡手術、開腹手術).

移植

肝移植(移植外科との連携)、腎移植(生体・死体)(腎臓センター外科との連携).

その他

ヘルニア(通常手術、鏡視下手術)、肥満手術(腹腔鏡手術).

カンファレンス等

術前カンファレンス(毎日7:50〜)
チャートラウンド(月曜17:00〜)
研究室会・抄読会(月曜19:00〜)
消化器外科・病理・消化器内科合同カンファレンス(3ヶ月毎開催)
合併症カンファレンス(適時開催)
大学院研究室会(火曜日19:00〜)

研究

食道癌および胃癌の術前化学療法
胃癌術後補助化学療法
食道癌術後嚥下機能温存手術
上部消化管術後機能障害評価法の開発
胃全摘後食欲不振の機序解明と克服
食道癌転移浸潤の基礎的研究
食道癌化学療法耐性克服の基礎研究
胃癌周術期栄養管理
腹腔鏡下胃全摘後の再建法
GISTの補助化学療法(多施設共同)

肝胆膵疾患の術前3D診断
肝胆膵手術の術前simulation・術中navigation
急性膵炎・慢性膵炎の外科治療
肝内結石症の外科治療
膵癌の集学的治療
膵IPMNの分子生物学的検討
pNETの外科治療
膵頭十二指腸切除術の周術期管理
3Dプリンタを用いた臓器モデルの作成

下部進行癌直腸に対する集学的治療
進行大腸癌に対する3D診断と術前シミュレーション
大腸癌術後再発早期発見に有用なバイオマーカー研究
大腸癌におけるRas遺伝子変異に関する研究
高齢者における腹腔鏡下大腸切除の有効性と安全性に関する研究
腹腔鏡下大腸切除術における肥満の影響
炎症性腸疾患に対する腹腔鏡下手術の有用性
腹腔鏡下大腸切除術に有用な手術器具の開発
下部進行直腸癌に対する腹腔鏡下手術の意義

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