Jichi Medical University Center for Community Medicine

自治医科大学地域医療学センター

地域医療学センター

センター長挨拶

 自治医科大学は、へき地・離島等の地域の医療を確保・充実することを目的として、1972年に全都道府県により設立されました。 設立から45年が経過し、多くの卒業生が全国各地で地域医療に従事しています。 
 建学の目的のさらなる充実のために1981年には、地域医療に関わる教育・研修ならびに研究を目的として地域医療学講座が開設されました。2004年には、地域医療学講座を発展させ、7部門からなる地域医療学センターの設置に至っています。地域医療学センターの理念は「日本の地域医療に資する」ということであり、大学の根幹を担う組織として、大学教育研究施設に位置付けられ、初代センター長には高久史麿前学長が就任しました。現在は8部門体制(地域医療学部門、公衆衛生学部門、総合診療部門、地域医療政策部門、東洋医学部門、地域医療人材育成部門、地域医療支援部門、地域連携型医学教育・研修部門)で運営しています。
 大学が設立されてからわずか45年の間に、わが国の医療をとりまく環境は激変しました。超高齢社会を迎え、多臓器に疾患をかかえる患者は増加し、望ましい臨床医のあり方が問われるようになってきています。また「機能分化」を目指すこれからのわが国の医療システムにおいては「連携」が大きなテーマです。各自治体が効果的かつ持続可能な地域医療構想を策定する必要があります。この変化の中、地域医療学センターが果たすべき役割として、われわれは以下の行動目標を掲げます。

地域医療学センターの行動目標
1.      地域医療を担うことのできる医師育成
2.      地域医療の課題抽出と改善策の提言
3.      実効性のある保健事業や医療活動の創出
4.      地域医療学の体系化と実践

 地域医療を担うことのできる医師育成は、本学ならびに附属病院の理念です。われわれはこれからの医師育成のあり方を考慮しつつ、自身が医学生・研修医の良きロールモデルでありたいと思います。また「機能分化と連携」の中、卒業生・若手医師が十分に役割をはたせるように医学教育を発展させます。さらに栃木県南部の地域医療の一部である本学附属病院での総合診療のあり方についても、附属病院、地域の医療機関とのコンセンサスを得ながら診療の充実を図ります。20174月からは内科学講座と総合診療内科が協働して運営する内科総合病棟がスタートしました。
 地域医療の課題抽出については、学外との情報交換、卒業生をはじめとする学外協力者とのネットワーク形成を充実させ、改善策を提言する機会を創出します。その中、実効性のある保健事業や医療活動の創出が可能であれば、着手したいと考えています。
 これまで行ってきた地域医療に関する研究については、継続するはもちろん、新たな視点で学外とのネットワークを構築しつつ研究を行い、情報発信いたします。さらに、地域医療学の体系化は地域医療学センターにとって必須の課題であり、それを実践することを目標とします。
 これからの時代の地域医療の構築にとって最も大切な鍵は「お互いを尊重し、なすべきことを考える」ということだと思います。私たちは謙虚な姿勢でこれからの課題に取り組み、新たな提言をいたします。
何卒、ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

2017年4月
自治医科大学地域医療学センター センター長
松村 正巳

沿革

20044 7部門で開設
20051 東洋医学部門を設置
20084 地域医療人材育成部門を設置、梶井英治教授が2代目センター長に就任
20094 総合診療部門を設置
20143 地域連携型医学教育研修部門(寄付講座)を新設
20174 松村正巳教授が3代目センター長に就任

自治医科大学地域医療学センター

〒329-0498
栃木県下野市薬師寺3311-1