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自治医科大学 地域医療学センター

地域医療学センターとは

総合診療部

 自治医科大学は、へき地・離島等の地域の医療を確保・充実することを目的として、1972年に全都道府県により設立されました。
設立から40年が経過し、現在、3,587名の卒業生が全国各地で地域医療に従事しています。
 第一期生が本学を巣立った3年後の1981年に、地域医療に関わる教育・研修ならびに研究を目的として地域医療学講座が開設されました。地域医療学講座は、全国の卒業生が構築した地域医療の実践に必要なノウハウを基盤として、地域医療の教育システムを確立しました。
 2004年には、地域医療学講座を発展させ、7部門(その後9部門に)からなる地域医療学センターの設置へと至りました。2010年4月には、改組があり、環境医学部門が薬理学講座へ、人類遺伝学部門が分子病治療センターへ移りました。また、同年4月に地域医療情報学部門、2014年3月に地域連携型医学教育・研修部門の寄付講座が開設され、現在9部門体制になっています。
 この30数年の間に、わが国の医療環境は大きく変化し、医師不足をはじめとする様々な医療の問題が顕在化し、医療崩壊が叫ばれるようになってきました。この現状を打開し、わが国の医療を充実・発展へと導くためには、わが国の医療を巡る負のスパイラルを的確に分析し、正のスパイラルへと転換する解決策を見出すことが不可欠であります。同時に、わが国の医療のあるべき将来像を描くことは不可分と考えます。
 わが国が抱える医療問題を解決へと導く糸口は、すでに地域の中に存在しています。その地域とは、住民・医療関係者・行政職員が一体となり、限られた社会的資源を効率かつ効果的に活用し、充実した地域医療が展開されている、いわゆるモデル地域を指します。自治医科大学の卒業生も、全国でこういった地域医療づくりに携わってきました。
地域医療の課題を解決するためには、わが国全体の医療問題への取り組みと切り離して考えることはできません。地域の最前線の医療が、輝きを得るとき、わが国の医療は間違いなく大きな飛躍を遂げると思います。
 地域医療学センターが果たすべき役割は、全国の地域医療の現状を把握・分析し、地域医療を体系化するとともに、今後の地域医療の向上・発展へ向けた提言を行うことにあります。地域医療学センターは、シンクタンク機能を有する真にわが国のセンター的役割を担うことを目指しています。
(2014年6月 梶井英治)

総合診療部

 わが国における高齢化、疾病の慢性化・複合化が急速に進展しているなかで、健康の維持・増進に対する地域住民の関心は急速に高まっており、各自治体においては、健康問題への取り組みが重要課題の一つとなっています。
 地域医療を取り巻く社会変化の中で、地域の期待に応えて、真に地域医療を担うことができる医師の養成や様々な課題の解決へ向けた研究を推進し、実効性ある保健事業や医療活動の創出に尽力することが自治医科大学に求められており、地域医療の向上、発展へ向けた教育、研究、支援、提言を行うことを責務とした地域医療学センターを設置することとなりました。
 2004年4月に7部門(地域医療学センター、公衆衛生学部門、環境医学部門、人類遺伝学部門、法医学部門、地域医療政策部門、地域医療支援部門)で構成する自治医科大学地域医療学センターが開設されました。
 なお、同センターは、大学の根幹を担う組織として、大学教育研究施設として位置付けられ、初代センター長には高久史麿学長が、副センター長には梶井英治地域医療学講座教授が就任しました。

研究活動

2004年4月
7部門で開設
2005年1月
東洋医学部門を設置
2008年4月
地域医療人材育成部門を設置、梶井英治教授が2代目センター長に就任
2009年4月
法医学部門が解剖学講座へ移管、総合診療部門を設置
2010年4月
人類遺伝学部門が分子病態治療センターへ移管、環境医学部門が薬理学講座へ移管、地域医療再生プロジェクト部門(寄付講座)・地域医療情報学部門(寄付講座)を新設
2014年3月
地域医療再生プロジェクト部門(寄付講座)を廃止
地域連携型医学教育・研修部門(寄付講座)を新設

地域医療白書づくり

1、 地域医療の向上、発展に必要な高度な教育、研究、診療の実現
2、 自治医科大学における地域医療支援の活動拠点の形成
3、 卒業生をはじめとする学外協力者とのネットワーク形成
4、 学外との情報交換
5、 地域医療に対する提言の発信

各部門の目標

地域医療学部門:
地域における医療活動の方向性や方法論を提示します
公衆衛生学部門:
地域特性を踏まえた予防医学事業を企画、推進します
総合診療部門:
地域と地域住民の健康を守るために,地域のニーズに応じた優れた診療能力を有する総合医および地域医療のみならず地域のリーダーとなり得る人材の育成を目指します
地域医療政策部門:
地域医療政策の評価・分析を行い,あるべき医療制度の実現に向けた提言を行います
地域医療支援部門:
地域医療における研究・診療支援システムを構築します
東洋医学部門:
地域医療において東洋医学を活用できる医療人を育成します
地域医療人材育成部門:
地域医療後期研修プログラムの管理・運営を行うと共に、短期研修や生涯研修の支援・運営を行います
地域医療情報学部門:
地域医療の現状分析を通して、適正な地域医療体制づくりへの支援・研究を行います。
地域連携型医学教育・研修部門:
地域で医療人を育成し,教育や研修を通じて地域に循環するシステムを構築します

地域医療ネットワークづくり

地域医療学センターパンフレットをご覧ください。
地域医療学センターについては、地域医療学センター9部門をご覧ください。