がん診療に向けた取組み

がん診療に向けた取組み

当センターでは、より充実したがん診療体制の構築に向けて、積極的に取組んでいます。

当センターでは、がん診療において、手術、放射線治療及び化学療法を効果的に組み合わせた集学的治療及び緩和ケアを提供するため、各学会の診療ガイドラインに準ずる標準的治療等、状態に応じた適切な治療を提供しています。(診療体制については各診療科のページをご覧ください。)

がん診療の状況について

主ながん疾患と治療内容の実施件数(平成24年度)

  • 皮膚悪性腫瘍手術(120件)
  • 咽頭悪性腫瘍手術(3件)
  • 喉頭悪性腫瘍手術(2件)
  • 肺悪性腫瘍摘出術(138件)
  • 胸腔鏡下肺悪性腫瘍摘出術(101件)
  • 食道悪性腫瘍手術(24件)
  • 胃悪性腫瘍手術(127件)
  • 腹腔鏡下胃悪性腫瘍手術(24件)
  • 大腸悪性腫瘍手術(190件)
  • 腹腔鏡下大腸悪性腫瘍手術(130件)
  • 肝悪性腫瘍手術(33件)
  • 胆道悪性腫瘍手術(31件)
  • 膵悪性腫瘍手術(36件)
  • 腎悪性腫瘍手術(39件)
  • 膀胱悪性腫瘍手術(128件)
  • 前立腺悪性腫瘍手術(20件)
  • 子宮悪性腫瘍手術(96件)
  • 卵巣悪性腫瘍手術(40件)
  • 乳腺悪性腫瘍手術(99件)
  • 副腎悪性腫瘍手術(1件)
  • 骨髄移植(63件)
  • 臍帯血移植(5件)
  • 軟部悪性腫瘍手術(19件)
  • 骨悪性腫瘍手術(4件)

院内がん登録件数について

当センターにおけるがん診療の向上と、患者診療への支援、がん患者への情報提供及び指針のための情報提供を目的とし、センター内での診断、治療を行った全てのがん患者についての診断から治療、予後に関する情報を登録・収集する仕組みです。
当センターでは、「がん診療連携拠点病院における院内がん登録標準登録様式」に基づいて、1腫瘍1登録とし、入院・外来問わず登録をしております。
また、国立がん研究センター及び埼玉県が実施しているがん登録事業にも参加しています。

I 院内がん登録件数の推移

  2012年 2013年 2014年
がん登録件数 2,169 2,346 2,263

Ⅱ 院内がん登録統計

部位別病期分類(院内がん登録における5大がん)
大腸 肝臓 乳房
その他(5大がん以外)
子宮頚部 子宮体部 卵巣
前立腺 膀胱
口腔 - -

※引用:がん診療連携拠点病院院内がん登録 2013年全国集計報告書
※各診療科で作成しているアニュアルレポート及び臨床成績報告等とは、集計方法が異なるため件数に相違があります。

緩和ケア

緩和ケアチームについて

がんの痛みには様々な痛みがあり病院内の専門職が協力しあって解決していくために、緩和ケアチームがあります。チームメンバーには医師、看護師、薬剤師、理学療法士、ソーシャルワーカー、栄養士などがいます。また毎週木曜日の午後は回診を行い、病棟のスタッフと話し合い、必要な時はアドバイスをしています。主治医から緩和ケアチームに相談があった場合は患者の皆さまに直接お会いしてお話を伺います。チームメンバーは、病棟スタッフのサポートや勉強会を開催して緩和ケアの普及に努めています。

痛みは取ることができます

WHO(世界保健機構)によると、がんの痛みの90%は鎮痛剤の適切な使用によって緩和できると言われており、日本でもWHO 方式がん疼痛治療法によって90%以上のがん患者さんの痛みを緩和できるという結果が出ています。年々、鎮痛剤の改良・開発が進み、患者の皆さまの病状や生活スタイルに合わせて薬を選ぶことが可能になってきています。

ステップ1: 痛み治療の第一歩  ~痛みの特徴を確認します~

患者の皆さまにお会いして、痛みについて全般的にお話を聴きます。具体的には痛みの部位や性状、痛みの強さや日常生活への影響、そして、患者様が痛みをどの程度緩和したいと考えていらっしゃるか、鎮痛剤に対する思いや考え方などを確認します。

ステップ2: 痛み治療の実際  ~患者様にあう痛み止めの量を探して調整します~

ステップ1で得た情報と病気の状態から、主治医とともに痛みが生じる原因を考え、WHO方式がん疼痛治療法に基づいた痛みの治療が始まります。主治医が処方した鎮痛剤の効果を、患者の皆さまの言葉や生活状態、副作用などの点から観察・評価し、一人ひとりにあった鎮痛剤の量を主治医と調整していきます。

痛みを緩和するためのケアも実践しています

痛みを緩和するための看護を病棟の看護師とともに実践します。具体的には、ホットパックやカイロを使用して局所を暖める方法(温罨法 おんあんぽう)・アイスノンなどで局所を冷やす方法(冷罨法 れいあんほう)、マッサージや呼吸法によるリラクゼーション、マットレスや枕などの寝具の工夫、歩行やベッドで横になる際などの姿勢の指導などがあります。たとえば肩甲骨付近に痛みがあると、肩や腕の動きをおさえ猫背の姿勢をとることで痛みが出にくくなるため自然とこのような防御姿勢となり、その結果として肩こりに似た痛みが出現します。そのような場合に、肩こりをほぐす目的でのマッサージやストレッチ、患者様の状態に応じ入浴やホットパックなどの温罨法を行います。温まることにより身体だけでなく気持ちの緊張もほぐれやすくなることで、温罨法は多くの患者の皆さまから評価をいただいています。
そして身体の痛みだけでなく、気持ちのつらさや経済的な不安など様々な苦痛が生じ、お互いに影響しあっていますので同時にそちらのサポートもしています。

緩和ケア外来について

毎週木曜午後(平成26年4月~毎週月曜午前)に緩和ケア外来を行っています。緩和ケア外来は、センター受診中の方のみ、各診療科担当医を通しての受付となります。ご不明な点は、一般の方は代表番号(TEL:048-647-2111)、医療機関は病診連携室(TEL:048-648-5167)にお問合せください。

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