モンゴル JICA Project

活動内容

事業名:思春期からの健康なライフスタイル構築のための持続可能な仕組みづくり
プロジェクト~性感染症と不適切な妊娠を予防し、豊かな自己実現をめざして~

事業の背景と必要性 モンゴル国人口約320万人のうち、約 40%が19歳以下の若者で構成されている。国策マスタープランの中でも「若者の危険な性行動の増加」「喫煙、アルコール、ダイエット等の不健康なライフスタイルの増加」を重点課題として、保健省だけでなく、教育省でも具体的な対策を講じる等、モンゴル国として思春期からの長期的な対策へのニーズは高い。

モンゴル国人口の60%を占めるウランバートル市に定住しているゲル密集地域スフバートル区では、①思春期妊娠や性感染症罹患は中心部よりもゲル密集地域の若者の方が多い、②学校で性や健康なライフスタイル構築に関する健康教育を受ける機会は少ない、③思春期の若者だけでなくその家族や地域住民も、健康なライフスタイル構築に関する健康教育を受ける機会は少ない 等への対応策が早急に求められている。

そこで、先ず思春期の若者が自分自身の性や健康なライフスタイルを構築していく力をつけ、先ず仲間へ、次に親や家族、地域住民に健康なライフスタイルを築き上げていくことができるピア活動を目指す。同時にピア活動が継続して実施されていく仕組み(活動拠点)をつくることを目的とする。

プロジェクト目標 モンゴル国ウランバートル市スフバートル区の思春期を含む若者が、健康なライフスタイルを構築するための持続可能な仕組みの基盤固めができる。
対象地域 モンゴル国ウランバートル市スフバートル区
受益者層(ターゲットグループ) モンゴル国ウランバートル市スフバートル区の思春期の若者(直接受益者)1,300名を含む地域住民(間接受益者)15,000名
期待されるアウトプット及び活動 <アウトプット>

1. 仕組みづくりの基盤固めの運営体制が整う

2. 思春期を含む若者がARHに対し積極的になる

3. 思春期を含む若者を中心としたピアグループができ、思春期からの健康なライフスタイルづくり活動を行うことができる

<活動>

1年目:CPとプロジェクトとの活動体制や計画に関する合意を得て、プロジェクト実行委員会の設置、彼らと地域住民への周知活動、ピア活動の人材育成研修システムの協議と研修の開始、コア人材の本邦研修

2年目:実行委員会の定期的開催、ピア人材育成研修システム継続実施の2回本邦研修、同世代への思春期ピア活動の展開、マニュアル作成開始と活動拠点設置の準備開始

3年目:実行委員会の定期的開催、ピア人材育成研修システム継続実施、家族や地域住民への拡大ピア活動の展開、マニュアルの完成と活動拠点の設置

4年目:活動拠点が機能し、ピア活動を実施しているかのモニタリング実施、最終確認後活動終了

実施期間 (西暦)2015年9 月~ 2019 年8 月(4年0ヵ月)

活動報告

2016年02月17日(水)~02月29日(月)
第1回本邦研修「カウンターパート本邦研修」
リンク先に本邦研修の写真及び解説があります
2016年03月14日(火)
エンパワメント研修(モンゴル)
リンク先にエンパワメント研修の写真とメッセージがあります
2016年09月21日(水)
ベースライン調査結果プレス発表会(モンゴル)
リンク先にベースライン調査結果発表会の写真とメッセージがあります
2016年09月22日(火)~09月24日(木)
ピアカウンセラー養成講座(モンゴル)
リンク先にピアカウンセラー養成講座の写真とメッセージがあります

プロジェクトに対する反響

モンゴルでの報道
・プロジェクト開始時
新聞assa.mn 2015年12月17日
高村寿子 名誉教授(プロジェクトマネージャー)のインタビュー記事
ニュースポータルサイトikon.mn 2015年12月16日
ニュースサイトMONTSAME 2015年12月16日
ウランバートルテレビ 2015年12月16日
・モンゴルエンパワメント研修
ニュース映像①  2016年3月
LIKE TV ニュース映像②  2016年3月
江角伸吾 助教のインタビューあり

日本での報道
・本邦研修に関する報道
下野新聞(県南・両毛版) 2016年2月27日版
毎日新聞(栃木県版) 2016年2月29日版
・モンゴルにおけるピアカウンセラー養成講座
JICA筑波HP 2016年11月7日