Jichi Medical University Hospital Life Saving Emergency Center

地域との連携

国・県では、いわゆる救急車による「たらい回し」(搬送困難事例)を減らすために、救急車搬送基準を策定し、平成 22年から運用している。
 
栃木県全体の平成 26年データによると、重症以上の患者で病院選定に4回以上かかった割合は 4.0%(前年比- 0.4%)であると報告されていて、減少しているものの全国のワースト 10に4年連続で入っている。
 
自治医科大学救命救急センターが管轄する小山・芳賀地区においては、このような状況を回避するために、地区の救急医療協議会や消防などとも協議し、原則的に入院の必要な患者がたらい回しにならないように、「他の病院で受け入れ難い場合には、重症度にかかわらず自治医科大学の救命救急センターで、まずは引き受ける」という方針を立てて「搬送困難」の削減に努めている。
 
また平成 24年からは MCの事後検証会においてこのような症例の全例検証を行っている。これらの結果、平成 26年には重症傷病者の搬送困難事例の割合が 1.9%と全国平均以下を維持することができた。今後も、栃木県に位置する自治医大として、「あるべき救急医療の姿」を求めつつ、新たな救急医療体制の中心的な役割を果たしていくことが課題であると考えている。
 
ドクターカー

※自治医大では、平成 22年1月よりドクターカーの運行も開始した。救命救急センターのスタッフが出動して 1秒でも早く診療を行い、地域の皆様の救命率の向上に貢献することを目的とする。消防署の要請により、救急現場に出動する仕組みとなっている。(運行予定時間は、平日8:30~17:15)