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卒業生インタビュー 佐藤 知香(宮城県)

卒業生インタビュー 佐藤 知香(宮城県)

(平成31年3月 取材)

宮城県牡鹿郡女川町
女川町地域医療センター
内科医・社会人大学院生

2014年、自治医科大学卒業。自治医大医学部の学生が卒業後に結婚する場合に締結される結婚協定により、配偶者の出身地・和歌山県内で地域医療に従事。その間に社会人大学院生となり現在も在籍。義務年限6年目の2019年に自身の出身地・宮城県に戻り、現職に。

医療に取り組みながら学び
学んだことを地域に返す


リハビリテーション医学と出合い、専門医を目指す


卒業後も、在学時と同じくらい新たなことを学び、経験する日々を送っています。大学病院での初期研修中にリハビリテーション医学に出合いました。研修を修了した後に勤務した病院は、紀伊半島の南に位置し、ユネスコの世界遺産とマグロ漁業、そして県内有数の温泉で有名な町にありました。待合スペースの一角に誰でも使える足湯を設けたその病院は、内科や整形外科など、地域医療でのニーズが高い診療科やリハビリテーション科があり、障害者病棟が新設されたばかりでした。私はここで、さらにリハビリテーション医学に興味を持ち、院内にリハビリや温泉療法に関する研究所を持つ初期研修先の大学に、社会人大学院生として入学。リハビリテーション科専門医を目指して学び始め、義務年限が明けるまでには取得できる見込みです。
もちろん内科医師として診療にも当たっています。当初は若さを理由に不安がられた時期もありましたが、誠実に向き合い続けたことで次第に受け入れられ、医療安全を取り扱う安全管理委員会の長も務めました。医療安全は範疇が広く、そこでも多くの勉強をしました。また、呼吸状態の悪い間質性肺炎と心不全の患者さんを、防災ヘリに乗って付き添い高次医療機関に運んだことも、医療資源が限られる地域医療ならではの貴重な体験になりました。日本紅斑熱の患者さんをたくさん診た事も紀伊半島ならではかもしれません。
地域医療に従事して実感するのは、普段の生活に寄り添い、患者さんが訴える苦痛や不快を何でも診て判断する医師が求められているということです。一方で医師一人ができることは限られていることを自覚する機会も多く、看護やリハビリ、保健や介護などの専門家とチームワークを取ることで、初めて患者さんにとって最良の医療を提供できることを、体験的に理解できました。
義務年限も、いよいよ後半に。2019年度からは私の故郷で、これまでの経験を活かします。