第34回日本下垂体研究会学術集会(島根県出雲市)は、盛会のうちに終了いたしました。多数の御参加を頂きましたことに対し、皆様に厚く御礼申し上げます。来年、福岡(久山温泉)で再びお目に掛かれますことを楽しみに致しております。
岩崎泰正会長の元、2018年8月に高知で開催されました第33回下垂体研究会学術集会は、研究会のレジェンド及び新進気鋭の研究者による特別シンポジウムが組まれ、盛会のうちに終了致しました。第34回学術集会は島根県で開催させて頂きますが、合宿形式で研究者が語り合うという本会の伝統に基づき、島根が誇る「玉造温泉」を研究会の舞台とさせて頂きます。
島根県の出雲地方は神話の国として知られており、出雲大社には大国主命(オオクニヌシノミコト)が祀られています。皆さんご存知のように、サメをだまして海を渡ろうとした白ウサギが怒ったサメに皮をはぎ取られて泣いていると、「川の水で体を洗い海水の塩を落とし、がまの穂を取ってその上で寝転がると治る」と優しく諭した神様です。毎年10月には全国から八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まり縁結びに関する会議が開かれると言われています。出雲地方では旧暦10月は神無月(かんなづき)ではなく神在月(かみありづき)というのはその為ですが、私は下垂体研究会を島根でというお話を頂いた時、「神々が集まる=下垂体研究者が集まる」というイメージが浮かびました。
毎年8月に開催される下垂体研究会には全国から下垂体研究者が一か所に集まり、下垂体を含む内分泌研究について自由、活発に議論し、親睦を深めます。「神の湯」と呼ばれる玉造温泉に是非お集り頂き、最先端の知見を得るとともに、日頃の研究成果を研究者仲間に知ってもらい、ついでにお肌もつるつるになってお帰り頂ければ大変嬉しく思います。
基本的には第34回学術集会も例年通りの合宿形式とし、特別講演、シンポジウム、一般演題でプログラムを構成し、夜はファイルオンザデスクで議論を深めたいと考えています。ディスカッションの時間が十分に確保できるようプログラムを構成したいと考えています。玉造温泉には会場の他にも沢山の温泉宿、外湯がございます。皆さまのご自由なスタイルで当地での学術集会をお楽しみいただければと考えております。エクスカーションとして出雲大社へのバスツアーも企画しています。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
会 期: 2019年8月7日(水)〜9日(金)(10日〜12日は土日及び祝日)
会 場: ゆ〜ゆコンベンションホール
宿 泊: 玉造グランドホテル 長生閣