会 長 挨 拶

 (出雲大社にて)
 会 長 上田 陽一
 産業医科大学医学部第1生理学
 yoichi(at)med.uoeh-u.ac.jp  (at) を @ に

 皆様、旧年中は大変お世話になりました。新年のお慶びを申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。昨年は新型コロナウイルス感染の拡大により多くの学術集会が中止や延期もしくはWeb開催となりました。皆様におかれましてはオンライン講義やリモートワークなど大学、研究所等での活動スタイルも様変わりし、“新しい生活様式(ニューノーマル)”での対応に大変な思いをされてこられたこととお察しします。

 昨年、令和2年(2020年)8月20-22日に予定していました第35回学術集会を1年後の令和3年(2021年)8月19-21日の会期に開催延期とさせていただきました。これまで、本学術集会は合宿形式で参加者が親密に討議する場を作ることが特徴でしたが、3密を避けがたい温泉地(福岡県久山温泉)での開催を断念して博多湾に面した福岡国際会議場501会議室(福岡市博多区)に変更し、十分な感染対策を行った上で開催することと致しました。新型コロナウイルスの感染状況によってはオンライン開催やハイブリッド開催も考慮しながら、参加者の安全・安心に配慮した学術集会になるよう1年の空白を埋めるべく開催準備に鋭意努力する所存です、何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 なお、学術集会のテーマの“新しい時代の下垂体研究-Beautiful Harmony of Pituitary Research”およびプログラムに変更はございませんが、期せずして“新しい時代”にウイズコロナ、アフターコロナの“新しい生活様式”の意味が加わることになりました。皆様と今年の夏に福岡の地でお会いできますことを心より願っています。

(令和3年1月吉日)




 第34回日本下垂体研究会学術総会が大会長の金崎春彦先生(鳥取大学医学部産婦人科)のもとで令和元年(2019年)8月7〜9日に神話の国出雲〜玉造温泉〜にて開催されました。多岐にわたる分野の下垂体研究者が一堂に会し、発表・議論が盛り上がり、活発に意見交換が行われました。エクスカーションで訪れました出雲大社は、新緑の森に囲まれて清々しい雰囲気でした。金崎先生におかれましては1年間にわたり会長をお務めになられ、教室員の皆様とともに学術総会を準備・運営にご尽力されましたこと、心より感謝申し上げます。

 出雲での想い出深い第34回学術総会終了の翌日から、本研究会の会長を務めさせていただくことになりました、どうぞよろしくご指導・ご支援のほどお願い申し上げます。私は、大学院時代から現在まで一貫して視床下部〜下垂体系、特に下垂体後葉ホルモンの生理学的研究を続けてきました。本研究会のルーツは群馬大学内分泌学研究所を中心とした「下垂体研究者の集い」に遡るそうです。私は、大学院生のときに(1990年前後だったと思います)、群馬大学内分泌学研究所で夏に開催されました神経内分泌テクニカルスクール(主催:鈴木光雄先生)に参加しました。icvカニューレやHalasz(ハラス)のナイフ作成、免疫組織化学的染色などを習ったのですが、インストラクターの先生に井上金治先生、小澤一史先生がいらっしゃいました。私の下垂体研究のルーツはここにあったと改めて認識する次第です。

 来年、令和2年(2020年)8月20〜22日の3日間、福岡県久山温泉ホテル夢家にて第35回日本下垂体研究会学術総会をお世話させていただきます。九州大学脳卒中の疫学研究から始まった久山町スタデイはその名を国内外に知られています。森と湖畔に囲まれた静かな環境の中、本研究会の良さを引き継ぎ、賑やかで楽しい会を目指します。元号が平成から令和へ代わり、新しい時代の到来に祝賀ムードです。 “令和”の出典となりました万葉集・梅花の宴のゆかりの地、太宰府天満宮は、久山町の近くに位置します。学問の神様として親しまれている菅原道真公を祭神として祀る神社としてもよく知られています。

 令和を英語に訳すと“Beautiful Harmony”なんだそうです。下垂体、そして視床下部〜下垂体系による生体の恒常性を司る調和のとれた美しい生理機能は、“Beautiful Harmony=美しい調和”にぴったりです。第35回学術総会のテーマを、“新しい時代の下垂体研究〜Beautiful Harmony of Pituitary Research”と掲げさせていただきました。今年1年の皆様のご活躍とご研究の益々の進展を祈念し、来夏、福岡の地にて皆様とお会いできますことを心待ちにしています。

(令和元年8月15日)

(2019年8月19日)