会 長 挨 拶

 
 会 長 亀谷 美恵
 東海大学・医学部・基礎医学系
 y-kametn(at)is.icc.u-tokai.ac.jp  (at) を @ に

 下垂体研究会会員の皆様、2021年度も後半を迎えようとしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は、この度、第36回日本下垂体研究会学術集会の会長に任命されました、東海大学医学部基礎医学系分子生命科学・亀谷美恵です。このような大役をお受けするのは大変僭越なことと存じますが、先生方のお力をお借りして、無事大会を開催したいと存じます。1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 先日、産業医科大学上田陽一先生を会長として、先生方、スタッフの方々の大変なご尽力により、第35回日本下垂体研究会学術総会が無事開催されましたことをこころよりお慶び申し上げます。コロナ禍がなかなか収束を見せない中、オンライン、会場参加のハイブリッド方式に変更するなど、例年以上に大変であったことと推察致しますが、開催していただいたために、研究者・学生の方たちの発表のチャンスが得られましたこと、心より感謝申し上げます。

 多くの先生方がご存知かと存じますが、私はまだ本研究会に所属して6年ほどであり、非常に経歴の短い会員であり、教育講演というご縁をいただいてハワイ大会から参加させていただきました。そして先生方の下垂体研究に対する熱意、レベルの高さ、研究者同士の密な議論、若い学生や研究者に対する教育の姿勢などに大変感銘を受け、参加を続けさせていただいてきました。そして当初、ほとんど下垂体に関する研究を行なっておりませんでしたが、次第にその重要性に気づかされ、自分の研究の中に、下垂体の支配を受けるホルモンの動態という観点を導入するに至りました。

 下垂体研究の歴史や運営については、事務局長の菊地先生をはじめ、今まで長期にわたり本研究会を支えてこられた先生方がずっとお詳しいと存じます。私の役割は、下垂体が支配する神経・ホルモン環境の知見をどのように他のフィールドの研究に繋げていくかについて考え、挑戦していくというものに尽きます。私自身、多くのインスピレーションを下垂体研究会から得ているため、様々な先生方に下垂体、その支配下にあるホルモンや神経の影響について検討するチャンスを持っていただきたいと切に願います。共同研究の幅が広がることにより、より下垂体という臓器の持つ輪郭が明確になり、理解が深まると存じます。

 COVID-19パンデミックは、まだ一向に予断を許さないままで、研究活動に多くの障壁を感じていらっしゃる先生方も多いかと存じます。このような状況下ではありますが、より新しい視点を模索し、連携し、優れた研究成果を得ることができるよう、お手伝いさせていただきたいと存じます。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

(令和3年6月)