第31回 学 術 集 会



International Symposium on Pituitary Gland and Its Related System

 すでにご存じのように、来季下垂体研究会の学術集会は、 神経内分泌学会、内分泌病理学会、比較内分泌学会主催の各シンポジウムとともに International Symposium on Pituitary Gland and Its Related System として、 2016年 9月 1-5日の日程で開催されます。 会場はハワイ・オアフ島のハワイ大学東西センターです。

 詳細は集会ホームページをご覧ください。

(下垂体研究会の学生会員(筆頭演者)には、一人当たり 50,000円のトラベルグラントが予定されています。) 

(2015年11月 2日)



ISPGRS 2016 報告


第15回 吉村賞



 第15回(2016年度)吉村賞は下記のように選ばれ、ISPGRS 2016 で受賞講演が行われました。

「下垂体における POMC 遺伝子の転写調節機構に関する研究」
岩崎 泰正(高知大学臨床医学部門)


第31回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 ISPGRS 2016 では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。



最優秀発表賞

Hiroto Nishihara (Meiji University)
Regulation of pituitary specific transcription factor Prop 1 by retinoic acid signaling

Hirofumi Kashiwagi (Tokai University)
Comparison of pregnancy associated proteins-PZP, A2ML1, PSG-expression in human and Common Marmoset


優秀発表賞

Takeshi Okabayashi (Gunma University)
Secretion of free activin A from anionic epithelial cells

RIhito Kinami (Tokai University)
Analysis of TrkB and PD!/PDL1 expression in Common Marmoset placenta

(2016年10月 7日)


ISPGRS 2016 を終えて

ISPGRS 2016にご参加いただいた皆様

 爽秋の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 このたび、国際会議:ISPGRS 2016;International Symposium on Pituitary Gland and Related Systems は、 日本下垂体研究会、日本比較内分泌学会、日本神経内分泌学会、日本内分泌病理学会の共催という形で、 各学会の推薦による各国からのシンポジストを迎え、2016年 9月 1日より 5日まで、 ハワイ大学マノア校内 East-West Center の Jefferson Hall にて無事開催されました。 今回 参加いただいた方々に 最終の御礼とご報告をさせていただきます。 前夜に同会場で、オバマ大統領が「国際環境会議」の冒頭演説をされたこともあり、 素敵な場所を使わせていただいたハワイ大学にも御礼申し上げました。 日本からメールのやり取りのみで進めた開催準備で不安要素はありましたが、 総勢 104 名の参加を頂きました。 シンポジウムはもちろんのこと、若手の発表が中心となったポスター発表の会場においても、 活発な議論と学術的交流が行われました。 海外からの参加者の中には昔から日本人を指導してきた大御所も多く、 彼らからは、日本人の静かなイメージが変化してずいぶん積極的に会話するようになった・・とコメントを頂きました。 かくして盛会のうちに無事学術集会を終了することができましたのは、ひとえに皆様方のご協力の賜物と存じます。 特に、シンポジウム共催をご了解いただいた各学会の理事会・評議員会関係者の皆様、 国際シンポジウムにふさわしい大変充実したプログラムを作成いただいたプログラム委員会やオーガナイザーの皆様、 各分野における最新の知見をわかりやすくご講演いただいたシンポジスト等演者の先生方、 座長の労をお取りいただき活発な討論を導いていただいた先生方、 一般演題を応募され新しい知見を報告いただいた演者の皆様…、 ハワイ大会に出席いただいたすべての方々にあらためて厚く御礼申し上げます。 現在、ご協賛・ご寄付いただいた各社に、礼状と抄録集を順次送付中です。 ご協力頂いた先生方には、抄録集の発送が遅れてしまいご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。 今回、慣れぬアウェイでの開催であるうえ、学会専門会社に頼らず自前で事務作業を全て行って、 経費削減に努めた点をご評価いただきお許しいただければ幸いです。 最後に、関係各位の研究の未来がさらなる発展につながりますよう祈念しつつ、本礼状をお届け致します。

2016年9月吉日
ISPGRS 2016 大会 会長
東海大学医学部 専門診療学系
産婦人科 教授  和泉 俊一郎
 
(2016年10月 7日)