下垂体と下垂体に関わる全ての領域を視野に入れた学際的な研究会です。

医学、理学、獣医学、畜産学、水産学など様々な分野の会員がいます。
年一回の学術集会を日本各地で合宿形式で行っています。
日本下垂体研究会は、「日本学術会議協力学術研究団体」です。

最 新 の お 知 ら せ

第40回日本下垂体研究会学術集会開催報告

戸村 秀明(会長、明治大学農学部生命科学科)
中倉 敬(学術集会事務局長、帝京大学医学部解剖学講座)
吉田 彩舟(学術集会事務局、東邦大学理学部生物分子科学科)

 2026年8月19日(水)、20日(木)の2日間、明治大学駿河台キャンパス・リバティタワーにおいて、第40回日本下垂体研究会学術集会を開催いたしました。本学術集会では「Liberty × Pituitary:新時代の扉をひらく」をテーマに掲げ、総勢94名の皆様にご参加いただきました。今回は、学生や若手研究者をはじめ、より多くの方に参加していただくことを目指し、従来の合宿形式ではなく東京都心での開催としました。

 第1日目には、5題の最優秀発表賞候補演題および一般演題の発表が行われ、下垂体の形態・細胞生物学、比較内分泌学、生殖内分泌学、神経内分泌学、疾患研究など幅広い分野について活発な討論が交わされました。研究発表終了後には懇親会を開催し、所属や世代、研究領域を越えた交流が深められました。

 第2日目には、総会に続いて吉村賞受賞講演が行われました。また、招待講演では三浦正幸先生(基礎生物学研究所)、王徳偉先生(東京大学)から、細胞死、老化、慢性炎症など異分野の研究成果をご紹介いただきました。さらに、「下垂体の機能構築と疾患の新たな分子メカニズム」をテーマとしたシンポジウムでは、下垂体の発生・疾患から視床下部―下垂体系による生理・行動制御まで、多彩な研究成果が紹介されました。

 本学術集会では若手研究者の発表・討論を奨励するため、最優秀発表賞・優秀発表賞に加え、新たに「グッドクエスチョン賞」を設けました。「Liberty × Pituitary」のテーマのもと、下垂体研究の枠を越えた新たな交流と研究展開につながる学術集会となりました。ご参加・ご協力いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。




第25回吉村賞

下記のように選考され、第40回学術集会で受賞講演と授賞式が行われました。

受賞タイトル「多能性幹細胞を用いた視床下部・下垂体分化研究とその応用」
講演タイトル「再生医学と下垂体」
須賀 英隆(名古屋大学)




第40回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

第40回学術集会では、「最優秀発表賞」ならびに「優秀発表賞」が下記の通り選出され、表彰されました。

最優秀発表賞 「長日条件下におけるラット下垂体隆起部の濾胞様構造の形成とタニサイトの液胞化」
竹内 優羽さん(岡山大学)
「ゴナドトロフへの分化能をもつ温度感受性ウシ下垂体幹・前駆細胞株の樹立」
吉本 涼香さん(鳥取大学)

優秀発表賞
「低pH条件下におけるRAW264.7細胞のLPS誘導性NO産生の制御機構」
山本 景士さん(明治大学)
「海水適応に伴うニホンウナギ下垂体ホルモン遺伝子の発現制御機構の解析」
渡邊 大起さん(東邦大学)
「反芻家畜の生殖機能制御機構にキスペプチンは必須である」
松下 歩矛さん(名古屋大学)



グッドクエスチョン賞

第40回学術集会では、一般演題で質問された若手の方を対象に、グッドクエスチョン賞の選出を行いました。受賞者は以下の方々です。

冬木 愛美さん(岐阜大学)
古谷 莉子さん(東邦大学)
赤司 侑香里さん(神奈川大学)




(2026年 8月26日)


第40回日本下垂体研究会学術集会(東京)のご案内

  ウェブサイトは、こちらです。

   


(2026年 1月28日)


第39回日本下垂体研究会学術集会開催報告

名古屋⼤学⼤学院⽣命農学研究科
大蔵 聡(会長)
中村 翔(学術集会事務局長)

 このたび、2025年8月21日(木)〜22日(金)の2日間にわたり、愛知県蒲郡市の「三谷温泉 ホテル明山荘」を会場として、第39回日本下垂体研究会学術集会を開催いたしました。会員ならびに多様な分野の研究者・学生を含め、多くの皆さまにご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。

 本学術集会では、一般演題の口頭発表に加え、若手からシニアまで幅広い世代が集い、活発な議論と情報交換が行われました。発表テーマは、伝統的なホルモン・内分泌領域の基礎研究から、最新技術を用いた細胞・遺伝子レベルの解析、さらには医学や畜産への応用、比較内分泌学に至る多様な内容となり、まさに大会テーマとして掲げた「下垂体研究から広がる仲間(せかい)」に込めた「多様性」を体現する学術集会となりました。

 また、夕刻には懇親会ならびに「ファイル・オン・ザ・デスク」形式での自由な交流の時間を設け、研究の裏話や今後の展望、共同研究の可能性など、学術的な枠を超えた交流も深めることができました。このような場を通じて、異分野間のつながりや将来的な共同研究への足がかりが生まれたことと思います。

 今回の学術集会は、多様な分野・世代の研究者が一堂に会し、下垂体研究の最新知見と将来の方向性を共有する貴重な場となりました。各分野の研究者間での交流や議論、そしてネットワーク構築が進み、今後の共同研究や新たな視点からの研究発展につながる強い基盤ができたと確信しております。

 最後になりましたが、本大会の開催にご尽力いただいた事務局メンバーの皆様、ご講演・ご発表くださったすべての研究者の方々、そして参加してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。今後とも日本下垂体研究会の活動がより一層充実し、下垂体研究の発展および若手育成につながる場となるよう、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。


<学術集会スナップ>


            学術集会終了後の集合写真

第24回吉村賞

第24回吉村賞は、下記のように選考され、第39回学術集会で受賞講演と授賞式が行われました。

「ほ乳類の繁殖中枢としてのキスペプチンニューロンの研究」
上野山賀久(名古屋大学)

「HPO/HPA 軸に着目した、BMPによる下垂体内分泌調節系の解析」
大塚文男(岡山大学)


    授賞式後の記念写真(上:大塚文男先生、下:上野山賀久先生)

第39回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

第39回学術集会では、「最優秀発表賞」ならびに「優秀発表賞」が下記の通り選出され、表彰されました。

最優秀発表賞

「シバヤギにおけるヒスタミンH1受容体を介したGnRHパルスジェネレーター活動促進作用」
渡辺匠海(名古屋大学)

「下垂体ACTH分泌異常におけるRNA脱メチル化酵素FTOの役割」
山本直希(神戸大学)

優秀発表賞

「ラット下垂体前葉細胞におけるレチノイン酸の新たな作用の探索」
笠井正徳(神奈川大学)

「ラット下垂体前葉における11beta-hydroxysteroid dehydrogenase 1および2の発現細胞の同定」
福富温登(神奈川大学)

「高齢クッシング患者に対する薬物コントロールの経験から」
須山敦仁(岡山大学)


       最優秀発表賞・優秀発表賞受賞者との記念写真


(2026年 2月 27日)


参加研究室ホームページへのリンク集について


 当会参加研究室ホームページへのリンク集を設置しました。 会内外の方に当会参加研究室の活動内容を紹介する機会のひとつとなるうえ、 会員相互間の連絡等にも大変好都合かと存じます。
 ご賛同いただけます講座・研究室がございましたら、ぜひとも事務局までご一報頂けますよう、 よろしくお願い申し上げます。

(2005年 8月24日)