医学部 School of Medicine

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School of Medicine

難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座

講座名

難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座(共同研究講座)

講座・部門紹介

 難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座は、遺伝子改変臍帯由来MSC(間葉系ストローマ細胞)の研究開発とそのCAR-T細胞療法への応用開発を推進することを目的として、2023年4月1日付でヒューマンライフコード株式会社による支援で設置された共同研究講座です。

 本共同研究講座は、小澤敬也客員教授が責任者を務めています。また、内科学講座血液学部門の大嶺 謙准教授(兼務)および本講座本務の内堀亮介講師が研究開発に取り組んでいます。

スタッフ

研究紹介

 臍帯由来の間葉系ストローマ細胞(MSC: mesenchymal stromal cell)の商業化に取り組んでいるヒューマンライフコード株式会社と共同で下記項目に関する研究を実施します。

1.遺伝子改変MSCの開発
 CAR (chimeric antigen receptor) -T療法は、標準治療の適用が困難な再発・難治性のがんに対する極めて有望かつ有効な新治療法として注目されています。しかし、血液がんでは優れた治療効果が得られているにも拘わらず、固形がんでは未だ十分な治療効果を示すことが出来ていません。この克服に向けて、固形がん特有の免疫抑制的ながん微小環境の改善や免疫応答の増強、CAR-T細胞のがん組織内浸潤を高める戦略の検討が、世界規模で精力的に進められています。本講座では、固形がんに対するCAR-T療法の有効性を高める、がん組織集積性のある臍帯由来MSCを遺伝子改変により機能強化する基盤技術開発と、有効性の検証を進めています。固形がんに対するCAR-T療法の実用化を加速化させることはもちろんのこと、本研究の成果を関連技術や創薬などさらなるイノベーション創出に向けた取り組みへとつなげることを目指しています。

教育担当分野

  • 本研究プロジェクトに参加する大学院生を受け入れます。

関連組織

  • 医学部 内科学講座血液学部門
  • 分子病態治療研究センター 遺伝子治療研究部
  • 遺伝子治療研究センター(CGTR:Center for Gene Therapy Research)

診療科案内

連絡先

自治医科大学
難治性疾患遺伝子細胞治療開発講座
TEL: 0285-58-7598
FAX: 0285-40-6625