医学部
School of Medicine
サークル紹介(軽音楽部 Route Four Jazz Orchestra)

Route Four Jazz Orchestra 医学部4年(滋賀42期)
第38代バンドマスター松村裕 滋賀県
自治医科大学軽音楽部Route Four Jazz Orchestra(通称ルート4 )は1975年に結成され、今年で41年を迎えております。ジャズビッグバンドという形式で演奏をしているバンドであり、現在医学部生と看護学部生合わせて30名ほどで活動を行っています。年一度の定期演奏会を目標に一年間練習に励んでおります。定期演奏会の他には、地域のお祭り、学園祭、病院での七夕コンサート・クリスマスコンサート、TBL(栃木ビッグバンド連盟)コンサート等々、一年間を通して様々な場所で演奏を行っております。
ここで少しビッグバンドについて説明したいと思います。ビッグバンドとは、スイングジャズの演奏形式の一つであり、管楽器がサックス・トロンボーン・トランペット、リズム楽器としてドラムス・ベース・ピアノ・ギターからなる、15人ほどで演奏を行う形態のことです。有名なビッグバンドとしては、グレン・ミラー、カウント・ベイシーなどがあります。私たちはRoute Four Jazz Orchestraとして、スイングジャズを主に演奏するほか、ラテン、ビバップ、フュージョンなどのジャンルも演奏しています。
私たちルート4は“自分たちの演奏を聴いてくれる人に楽しんでもらう、そして演奏している自分たちも楽しむ”ということを信念に演奏をしています。大学から楽器を始めた初心者も多く、楽器の上手な人からまだうまく演奏できない人もおり、またジャズが昔から好きっだった人から、ルート4に入って初めてジャズを知った人までいろいろな部員がいます。このようにいろいろな部員がいる中でも、みんなで一緒に演奏・アンサンブルを行うということを常に思いながら合奏をするようにしています。個人個人ではなく、全員で演奏を楽しむという気持ちが、ビッグバンドという大人数でのアンサンブルでは重要であり、その様な演奏こそが聞いてくれる人の気持ちをつかむのだと思います。
また私たちは、年一度の定期演奏会を目標に活動を行っています。今年度もGW明けの5月7日に第43回定期演奏会を小山市文化センター大ホールで行いました。昨年の定期演奏会が終わった翌日から、バンドマスターを始めとした幹部が交代して、新体制となり今回の定期演奏会に向けて一年間練習をしてきました。その年の幹部が中心となり、定期演奏会をどのような演奏会にするかを考えて、一年間の練習日程や方法を計画し、部員全員で曲を作っていきます。一年間を通して曲は練習しているのですが、三月の春休みの時期に春合宿を行い、集中的に曲を詰めていきます。合宿と言っても、どこかに泊って練習をするというものではなく、連日にわたって朝9時から夕方6時まで練習を行う全日連のことです。医学部看護学生とも高学年になると病棟実習などがあり、また各学年頻繁に試験があり、部活に出ることが時間的に制限されてしまい、フルメンバーで練習を行うことが難しいです。そのため春休みという比較的時間がある時期に、部員全員で集中的に練習をしています。合宿は定期演奏会直前のGWにも行っています。このようにして部員全員で一致団結して練習を行い、5月7日に第43回定期演奏会を無事行うことができました。本番まで、みんな必死になり練習をしている中で、“なんで医者や看護師になるために必要のない音楽をここまで必死にやっているのだろうか”などとふと疑問を抱くことがどの部員も一度はあったと思います。しかし本番の演奏を終えた後の観客の皆さんからからいただく歓声や拍手、そして“楽しかった”や“感動した”などの言葉など、ステージに立ったものしか知らないこれらを味わうために、ここまで練習を頑張って来たのだと分かりました。
現在は既に幹部交代があり、新体制のルート4として来年度の定期演奏会に向けて練習を行っています。40年以上このルート4が続いてきたのも先輩方の努力の賜物であり、OBOGのみなさまのご支援の賜物だと思います。このルート4が引き継がれ、大勢の方々にルート4の音楽を楽しんでもらえるように、今後も精進してまいりたいと思いますので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
また第44回定期演奏会は2017年5月6日に行いますので、是非お越し頂くようよろしくお願いいたします。
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