自治医科大学附属さいたま医療センター 心臓血管外科

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心臓血管外科医師を志す方へ

自治医科大学附属さいたま医療センター
心臓血管外科教授
山口敦司

心臓血管外科医師を志す方へ

自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科での研修にご興味をお持ちの医学生・臨床研修医(ジュニアレジデント)・外科専門医研修中(シニアレジデント)の先生方、当科ホームページへ、ようこそおいでくださいました。

本邦の専門医制度の改正にあたり、2020年より心臓血管外科専門医機構においても、心臓血管外科専門医取得のための修練施設群が設定されることとなりました。自治医科大学附属さいたま医療センターでは、東京都(都立墨東病院、練馬光が丘病院)、神奈川県(横浜市立みなと赤十字病院、横須賀市立うわまち病院)、埼玉県(さいたま赤十字病院、春日部中央総合病院、埼玉県立小児医療センター、大宮中央総合病院)、栃木県(自治医科大学附属病院)、群馬県(伊勢崎市民病院)の10施設と連携を組み、専門医取得を目指す専攻医を受け入れることとなっております。当科とこれらすべての連携施設(自治医大さいたま医療センター修練施設群)が担当する心臓血管手術件数は年間2800件を超えております。

自治医科大学附属さいたま医療センターが統括する当修練施設群では、すべての施設において開設当初から若手医師の教育に重点を置いた診療チームを形成しており、若手医師が早くから多くの手術に触れ、自ら執刀できるようになることを目標としております。

統括施設である自治医科大学附属さいたま医療センターでは週3回のモーニングカンファレンスを行い、その場ですべての手術症例について若手医師が報告し、チーム全員で検討を行います。手術適応から具体的方針まで、チーム内での事前の情報共有を怠りません。また術後の検討も綿密に行い、反省すべき点はチーム全員で議論します。修練施設群における各関連施設でも同様な方針で若手医師との情報共有を図っております。
当修練施設群では、十分な研修を積むに値する多くの手術件数を抱えており、この修練システムのもとに若手医師が多くの手術を経験し、早いうちから責任ある診療を行うことによって、毎年のように優秀な心臓血管外科専門医が輩出されております。専門医取得後は、関連施設内外での活躍の場も設けられており、さらには他の教育施設で教授職などの責任ある立場で活躍しているOBも複数名輩出されております。

研究面においては、臨床および基礎研究班が複数形成されており、毎月のリサーチカンファレンスで研究内容の報告・検討が行われております。各班からは毎年数々の国内主要学会や海外学会での発表が成し遂げられており、その中で早くから若手医師が研究に参加できるように上級医師が指導するシステムが構築されております。論文発表に関しても、和文・英文を問わず、早くから若手医師が執筆できるような指導が行われております。また、これまで多くの若手医師が、国際的に有名な海外施設(スタンフォード大学・ジョンスホプキンス大学・ニューヨーク大学・ペンシルベニア大学・ロンドン大学・ハンブルグ大学など)での基礎研究や臨床研修を経験し、めざましい実績をあげております。

脈々と続いてきた自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科としてのモットーは、患者様本位の治療を施し、チーム一丸となって最高の治療成績を示すことでありますが、そのチーム診療に若手医師が早くから参加できるような機会を設けることを心がけております。その中で、世界的な競争ができる次世代のリーダーが一人でも多く育ち、世に輩出されてゆくことを願って止みません。次の世代を作る若い力が、当グループ病院の仲間として参入して下さることを、心からお待ちしております。このホームページをご覧になって興味が深まった方は、ぜひとも見学にいらしてください。ご連絡をお待ちしております。