放射線科の専門医制度について

 現在の放射線科専門医制度は下図に示すように2段階の制度となっていて、診断・治療に関わらず研修開始後4年目(卒後6年目以降)に放射線科専門医を取得し、その後さらに2年間の研修後に放射線診断専門医もしくは放射線治療専門医を取得します。

 放射線科専門医取得には、「放射線科専門医研修カリキュラムガイドライン」に沿って、単純X線写真、CT、MRI、核医学、IVR、放射線治療、消化管造影、超音波について規定数の症例を経験することが必要とされています。 当科では放射線科専門医認定試験までに、大学病院内で上記項目全てを経験できるようカリキュラムを作成しています。

当科の研修カリキュラムの特徴

・領域別ローテーション・各領域の専門家によるマンツーマンの指導

・CT、MRIのみではなく、単純写真、IVR、核医学、小児画像診断、超音波、放射線治療など画像診断が寄与するすべての分野のローテーション

・放射線技師、看護師、トランスクライバーなどのコメディカルの充実により、画像診断業務に専念できる体制が整備

・放射線科内のカンファレンス、院内・院外のカンファレンスでのプレゼンテーションを定期的に行い、プレゼンテーション力・コンサルト対応能力を養成

・各種学会およびセミナーへの参加を奨励しており、平日でも積極的に参加可能