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診療の特色

周産期

2015年から2019年までの分娩数は計4734件、年平均950件、多胎分娩数は計455件、年平均約90件で、いずれも医学部付属病院の上位に数えられています。総合周産期母子医療センターを併設し、センターは12床の母体・胎児ICU (MFICU)を有し、年平均約150件の母体緊急搬送を受け入れています。また、本学に隣接した「とちぎこども医療センター」では、小児外科、小児心臓外科、小児脳神経外科、小児泌尿器科、小児整形外科、小児放射線科、小児麻酔科等のそれぞれに教授がおり、充実した診療体制が敷かれているため、関連疾患をもった胎児が広く北関東全域から紹介されてきます。多種多様の胎児異常、母体合併症を有したハイリスク妊娠管理、新型出生前検査(NIPT)をはじめとした周産期遺伝診療、いずれも積極的に行っており、幅広く、もれのない周産期症例を経験することができます。また、周産期(母体胎児)専門医制度が平成21年からスタートしましたが、当科では毎年合格者がおり、現在は7名の専門医・指導医を擁しております。これは、医学部付属病院の上位に数えられています。このように、周産期症例を総合的に研修できる環境が揃っています。

婦人科腫瘍

婦人科腫瘍の3大悪性疾患である卵巣癌、子宮体癌、子宮頸癌の症例数は、いずれも全医大の上位にランクされます。2019年の症例数は卵巣癌(卵管癌・腹膜癌・境界悪性含む)93例、子宮体癌(子宮肉腫含む)79例、子宮頸癌45例でした。当科では手術、化学療法、放射線療法を組合せ、患者さん個人にとって最適な方法は何であるかを常に考えながら治療を行っています。近年、手術においては腹腔鏡手術、ロボット手術にも力を入れており、患者さんにとって低侵襲な手術を心掛けています。また全国の病院と連携した臨床研究も盛んに行なっており、エビデンスに基づいた新規治療の実現に協力しています。その中には当院が立案し主導している臨床研究も複数あります。また緩和医療も積極的に取り入れ、全人的に患者さんをケアする体制ができあがっています。婦人科腫瘍専門医4名、細胞診指導医2名、内視鏡技術認定医1名、ロボット外科学会専門医1名が常勤しており、臨床研修に適した環境になっています。

生殖内分泌不妊

2007年4月に本学附属病院に生殖医学センターを開設し、産婦人科外来から独立して不妊症・不育症診療を行っています。不妊症診療は夫婦各々を診察し、泌尿器科と連携しながら不妊症の原因を明確にしたうえで治療する方針としています。不妊治療は一般不妊治療から生殖補助医療 (体外受精、顕微授精、受精卵凍結)まで網羅し、幅広い不妊症例を経験することができます。2019年は採卵253周期、新鮮胚移植25周期、凍結融解胚移植400周期と、全国医大附属病院の上位に数えられています。現在、生殖医療専門医が当科3名、泌尿器科1名在籍し生殖医療専門医制度認定研修施設にも認定され、生殖医療の研修に適した環境です。また、2016年から若年がん患者さんに対する妊孕性温存目的の未受精卵凍結も開始し、がん・生殖医療にも力を入れています。 さらに全国で初めて開設された伝統ある思春期外来を有し、思春期女性の諸問題に対するトータルケアを研修することもできます。

以上、婦人科腫瘍、周産期、生殖内分泌不妊ともに、当科の症例数は全国医大附属病院のトップレベルを保っており、かつ3部門いずれも多数の症例を有している大学は他にはほとんどありません(3分野のどれかに傑出した大学は他にもありますが、3分野いずれも同程度に頑張っている大学はとても少ないのです)。
レジデントのうちはどれか1分野に片寄ることなく、3分野万遍なく学ぶことが必要であり、この点、当科は初期研修・後期(産婦人科専攻医)研修には最高です。

以下、診療実績等は附属病院ホームページ各アニュアルレポートをご覧ください。