診療グループ

Neonatology

診療

新⽣児集中治療部は、とちぎ⼦ども医療センター内ではなく、総合周産期母子医療センターとして病院中央施設内にあります。NICU15床、GCU21床で、年間⼊院数は400⼈前後です。⼊院適応疾患は低出⽣体重児、新⽣児仮死、先天異常(先天性⼼疾患、外科疾患含む)、感染症など多岐にわたり、出⽣体重1,500g未満の極低出⽣体重児は年間50症例、その内1,000g未満の超低出⽣体重児は15~20症例です。近年、先天性⼼疾患をはじめとする外科系疾患を合併する児の⼊院が増加しています。
新⽣児発達部では、主にNICUを退院した乳幼児の成⻑‧発達のfollow-upを⾏っています。⼦ども医療センター外科系診療科、リハビリテーション部、臨床⼼理⼠等との連携をとって外来診療を⾏っています。

研究

主な学会活動として⽇本⼩児科学会、⽇本周産期新⽣児医学会、⽇本新⽣児成育医学会等へ毎年数題ずつ演題を発表しています。新⽣児‧未熟児の内分泌・アレルギーをテーマに臍帯⾎‧末梢⾎⾎液細胞を⽤いた研究を展開しています。新⽣児発達部では、全国的な低出⽣体重児のフォローアップ解析を⾏っています。

研修内容

初期研修では、指導医のもと、新生児の全⾝状態の評価、新生児蘇生法、採⾎‧⾎管確保‧気管挿管等の基本⼿技、症例呈⽰を学びます。後期研修の前半では1,000g以上の極低出⽣体重児や合併症のある児を退院までの管理すること、後半ではファーストコールの当直ができるようになることを目標としています。研修終了後、病院スタッフになってからは超低出⽣体重児などの重症児を退院まで管理し、外来で退院した児をフォローアップすることを⽬標としています。新⽣児を専⾨とするスタッフになると⽇本周産期‧新⽣児医学会新⽣児専⾨医の取得、学位取得をめざします。