外科学講座 消化器一般移植外科部門

Department of Surgery, Division of Gastroenterological, General and Transplant Surgery,Jichi Medical University

TEL.0285-58-7371

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教授挨拶

来たれ、未来の外科医達

-普通の人が普通に働いて最高の成績を出す外科を目指して

佐田 尚宏
消化器一般移植外科 教授
東京大学 昭和59 年卒業

 2019年4月、当科は自治医科大学外科学講座の再編で旧消化器・一般外科学部門と旧移植外科学部門が合同し、消化器一般移植外科学部門として新たにスタートしました.私達の医局は旧2部門の良さを引き継ぎ、自由闊達な雰囲気の中、真のプロフェッショナリズムを目指す共同体です.自治医科大学の特性上、卒業生は卒後9年間の義務年限があり、栃木県出身者以外は当院での初期研修が出来ません.そのため、当科の医局員は、様々なバックグラウンドの方々が、全国の医科大学・医学部(2019年現在、出身大学数33大学)から集まってきています.いわゆる学閥がなく、とても自由な雰囲気が当科の特徴です.今年度の医局員数は後期研修医も含めると92名になりました.

 栃木県・県南医療圏に立地する当院は、栃木県内だけではなく、茨城県西部、埼玉県北部も医療圏とし、北関東の高度急性期・急性期医療を担当する最大規模の特定機能病院です.大学病院として高度な医療を提供するだけではなく、地域医療・救急医療の基幹病院の役割も果たしていて、救命救急センターでは多くの救急症例を受け入れ、多数の緊急手術を実施しています.最近多くの大学病院外科が臓器別に分かれて診療を行っているなか、私達は消化器外科・一般外科領域全体を単一の医局で担当しています.消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、肝移植を含めた肝胆膵脾、乳腺、副腎など広い分野をカバーし、それぞれの症例数も多く、high volume centerとして高いレベルの臨床成績をあげています.同じ外科学講座の呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科とは協調して診療を行い、外科医育成についても密に協力しています.2018年度から実施されている新専門医制度ではNCD登録数約8,000件、連携病院29病院の研修プログラムを自治医科大学外科学講座として作成し、講座全体では2018年度9名、2019年度6名の専門医専攻医を登録しました.

  当科は「働き方と考え方の多様性(diversity)」を尊重し、「普通の人が普通に診療出来る」外科を目指しています.そして、診療面ではEBMの手法を用いて最高の成績を出すこと、すなわち「mortality 0、morbidity 0」を目指すことが最も重要であると私は考えています.どのようにキャリアを積み、どのような外科医を目指すかは、外科医が一生考え続けるテーマです.当科の医局員は一人一人がそれぞれの目標を設定して研鑽を積んでいます.そして、その目標達成のため医局は様々なサポートを行っています.働き方改革を積極的に推進し、女性外科医支援にも力を入れています.手術手技のトレーニング、レクチャーを定期的に開催し、手術支援ロボット(Da Vinci)のトレーニングも行い、外科医として着実にスキルアップできる環境を整備しています.「普通の人が普通に働いて最高の成績を出す」外科診療を是非共に目指しましょう.今年度も多くの方々にご来局いただくことを、医局員一同、心より期待してお待ちしています.

略歴:
1960 年01月21日生
1984 年03月 東京大学医学部卒業
1984 年06月 東京大学医学部第一外科研修医
1994 年01月 東京大学医学部第一外科助手
1994 年10月 Dusseldorf 大学医学部消化器科客員研究員
1996 年09月 キッコーマン総合病院外科部長
2000 年04月 自治医科大学消化器・一般外科講師
2003 年08月 自治医科大学消化器・一般外科助教授(准教授)
2007 年10月 自治医科大学鏡視下手術部、消化器・一般外科教授
2015 年01月 自治医科大学消化器・一般外科教授
2015 年04月 自治医科大学附属病院 病院長