外科学講座 消化器一般移植外科部門

Department of Surgery, Division of Gastroenterological, General and Transplant Surgery,Jichi Medical University

TEL.0285-58-7371

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排便機能外来

はじめに

便失禁や便秘といった排便障害は,生命には関わりませんが生活の質を大きく損なうため,その症状・程度・原因に応じて適切に治療する必要があります.排便機能外来では,便失禁や便秘などの排便障害に悩む患者さんを専門的に診療します.

便失禁

便失禁といっても,トイレまで間に合わずに便が漏れる症状(切迫性便失禁)だけでなく,知らないうちに便が漏れている症状(漏出性便失禁)もあります.2017年3月に本邦初の便失禁診療ガイドラインが発行されましたので,当科でも,そのガイドラインに従って診療します.便失禁の専門的診療としては,直腸肛門内圧検査や肛門管超音波検査などの検査や,骨盤底筋訓練を有効に指導するバイオフィードバック療法,脊髄障害が原因の難治性排便障害に対する経肛門的洗腸療法や2014年4月に保険収載された仙骨神経刺激療法などの治療があります.

便秘

便秘は,「本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義され,「便秘症」とは,便秘による症状が現れ,検査や治療を必要とする状態です.その症状として排便回数が少ないことによる腹部膨満感や腹痛(排便回数減少型便秘)だけでなく,直腸にある便をうまく出せないことによる排便困難感や残便感(排便困難型便秘)もあります.2017年10月に本邦初の慢性便秘症診療ガイドラインが発行されましたので,当科でも,そのガイドラインに従って診療します.便秘の専門的診療としては,排便困難型便秘症に対する排便造影検査などの検査や,怒責した時に肛門を締めてしまう骨盤底筋協調運動障害に対するバイオフィードバック療法や直腸瘤に対する直腸瘤修復術などの治療があります.

受診の注意点と受診方法

 快食・快眠・快便が,快適に生活する上での基本ですが,超高齢化社会の日本においては,「より長く生きる」ための医療のみならず,排便機能という生活の質を改善・維持することによって「より良く生きる」医療も益々重要になります.排便障害でお困りの方は,排便機能外来にご相談ください.
なお,排便機能外来は火曜日の午前中で,完全予約制となっております.
 電話:0285-44-2111(自治医大附属病院代表)から,消化器外科外来受付へご連絡ください.

 

担当医師

味村俊樹(教授)
本間祐子(病院助教)