データ関連

TOP
データ関連

本学では、卒業後の進路やキャリア形成に関するデータをまとめています。各出身都道府県へ戻り、へき地等で地域医療に貢献する卒業生の実績や、進路選択の傾向についてご紹介いたします。

卒業生総数 4,978名(うち女子849名)
義務年限修了者数 3,702名
義務年限終了後 へき地等勤務・開業 29.0%
義務年限終了後 出身都道府県内勤務・開業 68.3%

機関別へき地等の勤務・開業状況

機関別へき地等の勤務・開業状況

令和6年7月現在

Q
卒業生の現状

 令和6年7月1日現在、卒業生総数は、表に示すとおり47期生までの4,978名(うち女子849名)です。このうち、38期生までの3,702名(うち女子466名)が義務年限を終了しています。卒業生全体をみると、病院等での勤務・研修、あるいは開業している者等の人数は、4,595名(92.3%)です。

Q
臨床研修先の病院について

 本年度は主として46・47期生の245名が臨床研修を実施しています。卒業生は医師免許取得後直ちに医師法に定める2年間の臨床研修を実施した後、へき地等の第一線医療機関において、患者に最初に接するプライマリ・ケア医として勤務することになります。

 そのため、臨床研修は、地域のニーズに応えて全人的、包括的医療を実践するとともに、幅広い疾患に適切に対応できる医師としての研修を行うよう、ある特定の専門領域に偏ることなく総合的な医学知識、医療技術を身に付けることを主眼に、内科、外科、小児科及び産婦人科の主要4科を含む関連科の多科ローテートを基本としてきました。

 平成16年度から実施された新医師臨床研修制度においては臨床研修内容の検討が行われ、プライマリ・ケアを中心に幅広く医師として必要な診療能力を効果的に身につけることとされています。

Q
後期研修先の病院について

 卒業生は、臨床研修修了後、第一線の診療所・小規模病院等に勤務することとなっています。 へき地等の診療所の勤務は、身近に指導医が得られず、また、容易に研修会や学会等にも参加できないという環境にあります。そこで、本学としては、へき地等に一定期間勤務した卒業生に対して、 日進月歩の医学知識、医療技術に遅れることのないよう配慮し、勤務後5年目以降の適当な時期に2年間を臨床研修指定病院や母校である本学に戻り、へき地等の医療体験を踏まえて、高度な医学知識、技術を修得する後期研修を都道府県に依頼しています。後期研修修了後再び第一線の医療に従事し、後期研修で修得した知識、技術等を住民に還元することによって地域医療の質的向上に寄与することとしています。なお、本年度の後期研修実施者は200名です。

Q
勤務・開業の状況

 勤務又は開業している者は4,110名です。このうち病院、診療所等の第一線の医療機関、保健所等の行政又は 大学等に勤務している者は3,572名(86.9%)であり、開業している者(義務年限終了者)は538名(13.1%)です。勤務者3,572名のうち診療所には、全国456の診療所に523名(14.6%)が勤務しています。勤務者の7人に1人が診療所に勤務していることになります。

Q
機関別へき地等の勤務・開業状況

へき地等(過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法、山村振興法、離島振興法及び豪雪地帯対策特別措置法の指定地域並びにへき地医療拠点病院)には、 720施設において1,523名(37.1%)が勤務又は開業しています。機関別にみると、病院勤務者が2,412名中1,158名(48.0%)、診療所勤務者が523名中245名(46.8%)、行政勤務者が113名中5名(4.4%)、開業している者が538名中90名(16.7%)です。

 へき地医療拠点病院は、令和5年4月1日現在、全国で348病院が指定されていますが、このうち7割以上の244病院に858名が勤務しています。

 へき地等の診療所には、216施設に245名(勤務・開業者全体の6.0%)が勤務し、離島には、15都道県の49島に109名(勤務・開業者全体の2.7%)が勤務しています。
 ※勤務・開業者の約4割がへき地等に勤務しています。

Q
義務年限終了者の進路

 本学卒業生は、知事の指示に基づき医師として自治医科大学医学部修学資金貸与規程に定める所定の期間(通常9年間)勤務することによって、 いわゆる義務年限を終了することになります。

 昭和62年度に初めて1期生が義務年限を終了して以来、本年度までに義務年限を終了した卒業生は38期生までの対象者3,759名のうち3,702名(98.5%)となりました。全卒業生に対する割合は74.4%です。対象者のうち未終了となっている者は、大学院に入学した者、育児休業や後期研修により義務年限外の取扱いがあった者等です。
 ※義務年限終了者の約7割が出身都道府県内に残り、約3割が全国のへき地等に勤務しています。

 義務年限を終了した3,702名の状況は、病院勤務者が1,901名(51.4%)、大学勤務者が425名(11.5%)、診療所勤務者が422名(11.4%)、行政勤務者が78名 (2.1%)、研究所・老健施設等勤務者が88名(2.4%)、開業している者が538名(14.5%)、大学院入学・留学等が39名(1.1%)などとなっています。

 義務年限終了後も引き続き出身都道府県内の医療機関に勤務又は開業している者は2,357名(68.3%)であり、義務年限終了者の約7割が地元で 勤務又は開業していることになります。また、全国のへき地等で勤務又は開業している者は1,002名(29.0%)であり、このうち診療所には135施設に147名(4.3%)が勤務しています。

大学院在籍状況及び学位取得状況

本学卒業生の中には、地域医療の現場での実務経験を活かしながら、大学院へ進学し学位を取得する方もいます。大学院在籍状況および学位取得状況調査結果について統計を作成いたしましたので、今後学位取得をお考えの方などご活用ください。

卒業後の勤務地

地図画像の都道府県名をクリックすると、都道府県別で医学部卒業⽣が勤務する施設の地図(PDF)が表⽰されます。なお、個⼈情報等の関係上、病院名は表⽰されません。