てんかんセンター

青空の下、緑の草原を手をつないで歩く家族の写真

「てんかん」と共に歩む、 その先に安心を。

栃木県・北関東の拠点として、
小児から成人まで一人ひとりに寄り添った
専門診療を提供します。

Message

自治医科大学てんかんセンター からのごあいさつ

自治医科大学てんかんセンターは、栃木県および北関東地域におけるてんかん診療の中核拠点として、2016年に設立されました。厚生労働省の「てんかん地域診療連携推進事業」の拠点として、地域の医療機関と連携しながら、専門的なてんかん診療を提供しています。

栃木県では、てんかんの専門医が地域によって偏在しており、専門的な診療を受ける機会に差があることが課題となっています。当センターでは、県内の医療機関と協力しながら、専門的な診療を提供するとともに、地域全体のてんかん医療の充実を目指しています。脳神経外科・小児科・脳神経内科・精神科などの医師が連携し、小児から成人まで幅広い患者さんの診療に対応しています。

また、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど多職種が協力し、医療だけでなく生活面の支援も含めた包括的な医療を行っています。さらに、地域の医療機関との症例検討会の開催や、学校教員向けの研修会、市民公開講座などを通じて、てんかんに関する正しい理解の普及にも取り組んでいます。

当センターは今後も、診療・教育・研究・地域連携を通じて、栃木県および北関東地域のてんかん医療の向上に努めてまいります。

Staff

専門スタッフ紹介

Features

診療の特色

自治医科大学てんかんセンターでは、小児から成人までのてんかんに対して、診断から治療までを総合的に行っています。

脳神経外科、脳神経内科、小児科、精神科などの医師が連携し、専門的な診療体制を整えています。

薬物治療で十分な効果が得られない難治性てんかんに対しては、詳細な検査を行い、外科治療を含めた最適な治療方法を検討します。

脳波モニターを前に、多職種のスタッフが検査・診断にあたる様子

検査・診断

発作の原因や発作が起こる脳の部位を詳しく調べるため、さまざまな検査を組み合わせて評価を行います。

  • 長時間ビデオ脳波モニタリング

    発作の様子と脳波を同時に記録し、発作の種類や発作焦点を詳しく評価します。

  • MRI

    脳の構造を詳しく調べ、発作の原因となる病変の有無を確認します。

  • 核医学検査(PET
    ・SPECTなど)

    脳の代謝や血流を評価し、発作が起こる部位を推定します。

  • 神経心理検査

    記憶や言語などの認知機能を評価し、診断や治療方針の検討に役立てます。

さらに、より詳細な評価が必要な場合には、頭蓋内脳波検査(SEEGなど)を行い、発作が起こる脳の部位を精密に評価することが可能です。

治療

てんかん治療では、まず抗てんかん発作薬による治療を行います。薬物治療で発作のコントロールが難しい場合には、専門チームで検討し、外科治療を含めた治療を行います。

当センターでは、患者さんの病状や発作のタイプに応じて、

以下のような幅広い治療に対応しています 。

薬物治療

抗てんかん発作薬を用いて脳の興奮と抑制のバランスを整え、発作を抑える基本的な治療法です。

ケトン食療法

脂質を多く炭水化物を制限した食事でケトン体を増やし、発作を起こしにくくする食事療法です。

開頭手術

  • ・てんかん焦点切除術
  • ・脳梁離断術
  • ・半球離断術
  • ・後方離断術 など

発作の原因となる脳の部位やネットワークを遮断・切除することで、発作の改善を目指します。

神経刺激療法

  • ・VNS(迷走神経刺激療法)
  • ・DBS(脳深部刺激療法)

DBSは、脳の深部に電極を留置して神経活動を調整する比較的新しい治療法で、難治性てんかんに対する新たな治療選択肢として注目されています。

低侵襲治療

・定位温熱凝固術

定位技術を用いて発作の原因となる脳の部位を熱で凝固する最新の低侵襲治療で、患者さんの負担を抑えながら治療を行うことが可能です。

さらに、医療だけでなく、福祉・教育・行政などの関係機関とも連携し、患者さんが地域で安心して生活できるよう支援しています。

診察室でデスクに向かう医師の写真

Information

受診・外来のご案内

予約方法

まずは現在の主治医にご相談いただき、紹介状を持って直接当院にお越しください。
脳神経外科はwebと電話でご予約が可能です。

当センターの受診に
必要なもの

原則として他の医療機関からの紹介状が必要です。

費用について

紹介状がない場合、選定療養費として7,700円が別途かかります。

白衣着たスタッフが病院のデッキ前に並んでいる集合写真

Resources

資料

配布資料

本センターでは、てんかんに関する理解を深めていただくことを目的として、患者さんやご家族、医療・教育関係者向けの資料を作成し公開しています。

これらの資料は、てんかんに関する情報提供や教育目的であれば自由にご利用いただくことができます。

ただし、資料の転載、再配布、印刷物やウェブサイト等への掲載を行う場合には、事前に自治医科大学てんかんセンターまでご連絡ください。内容の正確性を保つため、必要に応じて掲載方法などについてご相談させていただく場合があります。

皆さまの理解促進と適切な情報共有のため、ご協力をお願いいたします。

Information

関連情報

エピネット栃木Plus

てんかんセンターの事業の一部として、地域の包括的なてんかん治療を目指します。

エピネット栃木Plus

栃木県てんかん診療連携体制整備事業

平成27年度より国のてんかん地域診療連携体制整備事業が始まりました。

自治医科大学附属病院はてんかん支援拠点病院の一つとして栃木県やその周辺におけるてんかん診療連携の中心を担っています。

日本てんかん学会包括的てんかん専門医療施設

自治医科大学附属病院てんかんセンターは、日本てんかん学会認定の包括的てんかん専門医療施設です。

全国てんかんセンター協議会(JEPICA)

自治医科大学附属病院てんかんセンターは、 全国てんかんセンター協議会(JEPICA) のメンバーです。

日本てんかん学会認定研修施設

自治医科大学附属病院てんかんセンターは、日本てんかん学会認定研修施設

です。

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