センター紹介

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自治医科大学との連携について

自治医科大学うつのみや地域臨床教育センターが大学拠点病院(大学と連携した地域中核病院)である独立行政法人地域医療推進機構(JCHO)うつのみや病院に設置されました。
地域における医療連携、保健・介護・福祉の充実と向上に先駆的役割を果たしてきた自治医科大学の建学理念を共有し、大学との連携を密にして地域医療、卒前・卒後教育、研究の充実と発展を図ります。

 

○病院長より一言

地域臨床教育センターに多くの医師が集い、卒前、卒後教育を通じて医療人としてご活躍、ご発展されることを期待しています。
広く全国からの入職を歓迎いたします。

地域医療機能推進機構うつのみや病院 
病院長 八木澤 隆

 

○当院の特色

昭和21年以来、宇都宮市の地域に根ざした二次中核病院として地域との連携を図り、地域で信頼され安心して利用される病院を目指してきました。特に、公的病院として、救急医療、地域の開業医の先生や他の医療機関との連携を通して、「患者様のために」を合言葉に病院の運営を続けています。
保健(健康管理センター)、介護(介護老人保健施設、地域包括支援センター、居宅介護支援センター)とも連携し、地域住民の健康で豊かな生活の支援を行いながら、宇都宮市南部地区および近隣地域の地域医療を担っています。
当院は、宇都宮市中心部および自治医科大学から各々約10km、車で15分程度の地理的好位置にあり、災害拠点病院(DMAT)にも指定されています。
なお、JCHOは全国に展開する57病院群でナショナルスケールメリットもあります。

 

○卒前・卒後教育、研究への取り組み

医学生の卒前教育では、近年、本学の都道府県拠点病院実習(本学6年生)のような診療参加型臨床実習が全国的に大学附属病院の内・外で主流となりつつあります。地域医療で求められる基本的疾患(common disease)への対応能力や対患者関係の構築力の醸成が主目的です。また、本実習について国際認証を得ていない医学部の卒業生医師は2023年以降、米国での臨床研修が行えなくなる「2023年問題」も背景のひとつです。一方、市中病院での実習実施率は約20%(80医科大学中24医科大学が回答)と未だ低く、大学間のばらつきが大きい傾向にあります。
当院には基本的疾患で受診される患者さんも多く、教育熱心な医師が多数在籍していることもあり、診療科を超えて横断的な教育体制も構築でき、また、看護師等の医療スタッフや事務職員も非常に協力的ですので、実りある臨床教育が期待できます。
研修医の卒後教育では、高齢化社会や医療提供体制の変化を見据えた地域に根差した医師の研修育成が必要と考えます。同時に、2018年度から開始予定の新専門医制度についても本学の専門医研修プログラム連絡協議会と当センターとの協力体制が既に整っているため、専門医育成もこれまで同様に継続されます。このように本学と当センターは卒前・卒後教育を相互に協力、補完する関係にあります。
研究では、これまでも本学各診療科との共同研究、学会発表、論文作成等が行われてきました。今後は地域医療をベースとした「発信」も必要と思います。

 

教育・研究実績

令和4年は、新型コロナウィルス感染症の影響で中止していた教育を再開、自治医科大学学外BSL(6年生、4月、第3クール4週間)を担当しました。

平成28年度から平成29年度にかけて、自治医科大学都道府県拠点病院実習(6年生、4週間)を、平成29年度自治医科大学学外BSL(5年生~6年生、1月~4月、3クール各4週間)を担当しました。