エピネット栃木

ごあいさつGreetings

エピネット栃木Plusは地域の包括的なてんかん治療を目指します。

てんかんは、脳の神経細胞の過剰な電気活動によって引き起こされる発作を主徴とする病気で、脳神経系の疾患のなかでは頻度が高く、日本に約100万人の患者がいるといわれています。
てんかんの治療は、発作を抑える薬物を適切に服用すれば約80%の患者さんが発作が止まります。しかし薬で治すことのできない場合は、どうしたらよいのでしょうか?

どのようにてんかんと診断するのか?
いつから抗てんかん剤をはじめるのか?
薬が効かない時、どのように薬を選んでゆくのか?
どうしても薬が効かない時、手術で治す方法があるが、どんな時手術をすべきなのか?
手術はどこで受けられるのか?
これらの疑問に適切に答えるためには、いろいろな専門家が知識を集めて包括的な討論が必要です。
私たちはこのような基本的な問に答えるために、専門科を超えたネットワークが必要と考えました。

エピネット栃木Plusはこのような要請から立ち上がりました。現在20以上の施設に参加いただき年に2回の活発な勉強会で情報交換を行い、患者さんのやり取りを有機化しております。

「エピネット栃木Plus」の成否は偏に参加諸施設の意欲とご協力にかかっております。本ネットワークへのご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。

代表世話人

自治医科大学脳神経外科
教授 川合 謙介