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各科初期研修カリキュラム

耳鼻咽喉科

自治医科大学耳鼻咽喉科は、大学附属病院を中核とした高度な耳鼻咽喉科・頭頸部外科医療を提供するとともに栃木県内を中心とした地域中核病院との連携のもとに栃木県,茨城県西部、埼玉県北部の耳鼻咽喉科医療を支えています。自治医科大学耳鼻咽喉科のモットーは、「患者さんとの触れ合いの中から優れた診療技術を習得し、問題意識を養成する」です。国内外に向けて絶えず情報発信していくことを心がけております。

指導医(人数) 8名
専門医(人数) 8名
指導医・専門医(氏名) 西野 宏伊藤真人佐々木徹

研修概要

広く耳鼻咽喉科領域の知識、基本的検査、基本手技を習得すると共に鑑別診断と治療方針についての知識を得る事を目標とする。将来他の分野を専攻した後に、耳鼻科的な症状、病態を呈する患者に遭遇した際に、適切な対応がとれるようにする。特に耳鼻咽喉科の救急疾患については適切な判断ができるようにし、急患として受診頻度が多い疾患(鼻出血など)に対して救急処置が行えるようにする。
研修期間は3ヶ月以内と短期であるため、効率よい研修を行うため、研修スケジュールのなかで具体的な到達目標を明確にしておくことが大切である。

研修内容(1~3ヶ月間)

・ 患者の診察を行い、基本的診察器具、顕微鏡やファイバースコープを用いての正確な所見を取る技術を学ぶ。
・ 画像検査や専門的検査を適切にオーダーし、その結果を判読・評価する。
・ 急性中耳炎、鼻出血、急性喉頭蓋炎、突発性難聴、めまいなどの救急外来での頻度の高い疾患について適切に対応し、初期治療ができるようにする。
・ 気管切開術、リンパ節摘出術を介助でき、指導医のもと術者として実施する。

到達目標

(1)一般目標(GIO)
耳鼻咽喉科の代表的疾患の知識とその検査および基本手技を習得することを目標とする。 

(2)個別目標(SBO)
特に代表的な救急疾患(急性中耳炎、鼻出血、めまい、気道狭窄など)については、救急処置までできる事を目標とする。 

週間スケジュール

午前 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
手術、あるいは病棟処置 教授回診、あるいは手術 手術、あるいは病棟処置  病棟チャートラウンド、医局会、教授回診、病棟処置 抄読会、手術、あるいは病棟処置
午後 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
手術、あるいは病棟処置 放射線治療症例について放射線科と合同カンファレンス 手術、あるいは病棟処置  手術、あるいは病棟処置  病棟処置、勉強など 手術、あるいは病棟処置

研修協力病院

自治医科大学附属さいたま医療センター

経験できる症例

◆経験できる疾患
中耳炎(急性、滲出性、慢性、真珠腫性)、耳硬化症、先天性耳瘻孔、突発性難聴、外リンパ瘻、メニエール病、副鼻腔炎(急性、慢性)、副鼻腔真菌症、術後性上顎嚢胞、オスラー病、鼻中隔弯曲症、鼻・副鼻腔悪性腫瘍、鼻涙管閉塞症、鼻出血、アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、口腔・舌悪性腫瘍、睡眠時無呼吸症候群、急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、慢性扁桃炎、扁桃病巣疾患、咽頭癌、咽頭潰瘍、急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎、声帯ポリープ、喉頭がん、声帯麻痺、喉頭異物、食道異物、気道異物、気道狭窄、顔面神経麻痺、顔面外傷、甲状腺・耳下腺・顎下腺腫瘍(良性、悪性)、唾石症、頸部リンパ節転移、頸部嚢胞性疾患、頸部蜂巣炎、深頸部膿瘍、頸部外傷、嚥下障害など。

指導医からのメッセージ

コース長 指導医 西野 宏
何を学んだかは大切な事です。さらに大切なことは、患者さんの信頼を得る事です。その考えを基本にして研修をしていただきます。皆で自分のキャリアアップにつなげましょう。                                                                                                         
研修修了者 長友孝文(卒後12年目)
 当科は全国でも有数の症例数を誇り、さまざまな症例をまんべんなく経験することができます。耳鼻科3年目で咽喉食摘、喉頭全摘、汎副鼻腔手術、鼓室形成術などの執刀を行っています。
耳鼻科に興味のある方、優れた技術を身につけたい方、ぜひ我々と一緒にやりましょう。
研修修了者 島田茉莉(卒後10年目)
大学病院ではありますが、稀少症例/難治症例ばかりではなく、病棟業務や外来診療参加を通して、一般的な急性疾患/良性疾患などの症例もまんべんなく数多くみることができ、研修には最適の環境です。悪性疾患などの全身管理など内科的なことから、手術手技はもちろん、外来処置、術後処置など、外科的なことまで、多くのことを学べます。ぜひ、一度耳鼻咽喉科を研修してみてください。

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