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各科初期研修カリキュラム

脳神経外科

自治医科大学脳神経外科の特徴として以下のことが挙げられます。

1)経験できる症例数・内容が極めて豊富である
 成人・小児科病棟合わせて47床のベッド数を有します。手術件数は年間約500件であり、これは全国医学部・医大付属病院の中でも多い件数です。本学救命救急センターには1次から3次救急まで含めた頭部外傷や脳血管障害の患者さんが日夜多数搬入されています。このため、脳外科的救急疾患に関し、通常は一般病院で経験する軽症例や発症超急性期段階から、大学病院として要求される高度治療まで幅広く経験することができます。また、近隣諸施設からは脳腫瘍や難易度の高い脳血管障害、難治性てんかん、小児脳神経疾患などの患者さんが多数紹介され、救急疾患以外の脳神経外科疾患も多数経験することが出来ます。
2)多彩な専門性
 脳腫瘍や脳血管障害、外傷といった脳神経外科の基本的疾患はもとより、てんかん外科、脳血管内治療、パーキンソン病の外科的治療を中心とする機能的脳外科、コンピュータ支援外科など1つの脳神経外科施設としては例外的に一流の専門医・指導医が揃っています。従って、将来脳神経外科専門医取得後の選択肢も豊富であり、てんかん外科専門医や脳血管内治療専門医など更に専門性を高めることも可能です。

指導医(人数) 15名
専門医(人数) 13名
指導医・専門医(氏名) 渡辺英寿小黒恵司五味 玲難波克成

研修概要

病棟では、助教・講師からなる指導医と共に10人前後の入院患者を受け持ちます。手術は原則として主治医が行なうので、豊富な手術症例を自ら執刀医として経験することが出来ます。

研修内容

後期研修1年次 開頭手術を積極的に指導します。急性硬膜外血腫や急性硬膜下血腫などの外傷性頭蓋内病変をはじめ、定位脳手術などの特殊な機材を利用する手術の習熟を目指します。
後期研修2年次 顕微鏡手術にも習熟してきますので、破裂動脈瘤頚部クリッピング術などの上級者の手術も習熟度により機会が与えられます。
後期研修3年次 顕微鏡手術にも習熟してきますので、破裂動脈瘤頚部クリッピング術などの上級者の手術も習熟度により機会が与えられます。
4年目以降 専門医に向けて、これまで培った脳外科手術手技をさらに習熟し、かつ、専門医試験に向けた系統的知識のための勉強会などを行います。カンファランスでは、上級医による模擬口頭試問なども行われます。

到達目標

専門医師試験に合格可能な広範な知識と手技を身につけることが必須となります。具体的には顕微鏡下手術の習熟、脳血管撮影などの基本手技の習得、患者さんやご家族との円滑なコミュニケーションスキルなどが目標となります。

週間スケジュール

午前 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前8時:症例検討会(入院患者) 午前8時:症例検討会(新患カンファ) 手術、病棟処置など 午前8時:症例検討会(入院患者) 午前8時:症例検討会(新患カンファ)
午後 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
手術、病棟処置など 教授回診、抄読会、術前・術後検討会、放射線治療カンファ、リハビリカンファ(隔週) 手術、病棟処置など 手術、病棟処置など 手術、病棟処置など

研修協力病院

国際医療福祉大学病院、協和中央病院、佐野厚生総合病院、藤井脳神経外科病院、小山市民病院、芳賀赤十字病院、古河赤十字病院、東京臨海病院、春日部中央総合病院

専門医受験資格のための 必要とされる技能・手技目標

血管障害では脳動脈瘤頚部クリッピング術の手術手技と解剖の理解、腫瘍性病変としては神経膠腫や頭蓋底部髄膜腫の手技の理解、その他、血管内治療や機能的脳外科(てんかん外科やパーキンソン病に対する外科治療など)などの治療戦略の理解など広範な知識と技術の習得が必要です。当科では、それぞれの分野の専門家がそろっておりますので適切に指導することが可能です。

経験できる症例

腫瘍:神経膠腫、髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫など
血管障害:脳出血、くも膜下出血、脳動静脈奇形、もやもや病、脳梗塞など
機能的外科:難治性てんかん、パーキンソン病、顔面痙攣、三叉神経痛など
外傷:急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、脳挫傷、瀰漫性脳損傷など
先天性疾患:頭蓋骨早期癒合症、二分脊椎など 

指導医からのメッセージ

脳神経外科を究めたい、脳神経外科の手術手技を習得したい、血管内治療やてんかん外科などのサブスペシャリティーを確立したい、などなど、脳外科専門医を目指すみなさんのニーズに細かに対応していきたいと考えています。われわれと一緒に勉強してみませんか。

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