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自治医科大学医学部放射線医学講座

自治医科大学医学部

放射線医学講座

(附属病院 画像診断科・放射線治療科)

Greeting

教授挨拶

放射線診断学の世界へようこそ

放射線診断学では、すべての年代にわたる全身の臓器や器官におきる疾患を対象としています。また、最新鋭のMRIから単純X線装置まで、様々な検査装置を使います。そのため、一人前の放射線科医になるには幅広い知識と経験が必要となります。放射線診断医は、高い専門性を備えたGeneralistであり、その育成のためには特別なプログラムが必要です。また、射線科研修プログラムを選ぶ際には他科の研修プログラムを選ぶのとは違う視点を持つことが大切です。

 

 一人前の放射線科医となるには以下の3点が必須です。

 ①経験:多数の症例の読影・検査の立案と監督・IVRなどの実技の実践

 ②知識:疾患全般・被ばく・放射線物理学など幅広い放射線医学の知識

 ③人間性:他科の医師・大勢のコ・メディカルとのコミュニケーションスキル

 

 放射線診断学の研修プログラムを選ぶにはポイントが3つあります。

 ①指導医の質と研修プログラムの透明性

 ②疾患の多様性と放射線科設備の充実度、コメディカルのサポート

 ③各種セミナー・研究会・勉強会への良好なアクセス

 

 自治医科大学放射線医学教室にはその3つがそろっています。

  ①熱意あふれる若い指導医と明確な研修プログラム

  ②国内有数の症例数と最新鋭の装置・多数の診療放射線技師と看護師の業務サポート

  ③各種学会・セミナー・研究会へのフリーアクセスと参加費・交通費の支給

 

 自治医科大学放射線科の研修プログラムは我が国で最も合理的なものと自負しています。比べてみれば、自治医大、です。

 

●経歴

1997年 東京大学医学部医学科 卒業

2000年 東京大学医学部附属病院 助手

2007年 同 助教

2009年 同 講師

2011年 東京大学大学院放射線医学講座 専任講師

2017年 同 准教授

2020年 自治医科大学医学部放射線医学講座 教授

    大学院医学研究科地域医療学系内分泌代謝疾患・病態解析学放射線診断学 教授

    大学院医学研究科地域医療学系腫瘍医学放射線腫瘍学地域がん総合医学 教授

    附属病院血管内治療センター放射線IVR部長

    先端医療開発センターLAICマネージャー

    医療放射線安全推進センター長

2021年 自治医科大学附属病院長補佐

 

●専門・実績

画像診断一般

 特に,神経放射線

 日本医学放射線学会専門医(第R10320DR号)

 臨床研修指導医講習会修了証(第178号)

 第1種放射線取扱主任者免状(第24285号)

Scopus

 https://www.scopus.com/authid/detail.uri?authorId=35403552600

ORCiD

 https://orcid.org/0000-0003-1370-5272

Researchmap

 https://researchmap.jp/read0076873

 

●所属学会

日本医学放射線学会

(代議員,教育委員[中枢神経小委員長,骨軟部],専門医制度委員,ダイバーシティ推進・働き方改革検討委員)

日本神経病理学会関東地方会(画像コンサルタント)

日本神経放射線学会(評議員,広報副委員長)

日本磁気共鳴学会(代議員,MR基礎講座講師)

日本インターベンショナルラジオロジー学会

日本医学放射線学会関東地方会(世話人)

日本脳神経血管内治療学会

日本画像医学会(評議員)

日本放射線科専門医会

日本アイソトープ学会

日本腹部放射線学会

日本小児放射線学会

日本リウマチ学会

北米放射線学会

Brain function imaging conference(プログラム委員)

Neuro-Imaging Refresher Club(代表世話人)

栃木泌尿器診断カンファレンス(世話人)

頭頸部放射線研究会(幹事,会計監査)

神経放射線カンファランス(世話人)

東京臨床脳画像解析研究会(幹事)

頭頚部・胸部画像研究会(世話人)

小児神経放射線研究会(世話人)

脊椎・脊髄画像クラブ(世話人)

Neruoradiology Club(世話人)

栃木県放射線科医会(副会長)

神経放射線研究会(世話人)

Radiology Update(世話人)

Spinal Cord Club(幹事)

TNR倶楽部(世話人)

骨軟部放射線研究会

 

●編集委員

臨床放射線

画像診断

CI研究

 

●院内委員

医療の質向上・安全推進委員会(QSセンター委員)

放射線治療の品質管理委員会

地域社会振興財団研修委員会

健診センター運営委員会

救命救急センター会議

集中治療部運営委員会

戦略的人員配置委員会

IVRセンター連絡会議

紀要編集委員会委員

放射線管理委員会

病院運営審議会

診療代表者会議

医療機器委員会

診療保健委員

自治医科大学医学部

森 墾 教授

放射線治療学の世界へようこそ

2020年3月に自治医科大学附属病院に教授として赴任しました白井です。私は2017年11月より自治医科大学附属さいたま医療センターの教授を務めており、現在は両施設の放射線治療部門の責任者として担当しています。近年、がん治療における放射線治療の役割はますます大きくなっており、放射線治療件数は年々増加しています。自治医科大学の両施設を合わせると年間約1400名近くの放射線治療患者数となり、国内でも有数なHigh volume centerとなります。当施設で研修する先生においては、私たち治療専門医の指導のもと、多くの症例を経験することが可能です。

 近年の放射線治療技術の発展は目覚しく、特にこの10年で放射線治療機器や計画装置の精度は高まり、治療成績は改善しています。いわゆるピンポイントに照射を行う技術であるIMRT(強度変調放射線治療)、定位放射線治療の成績は大変良好であり、手術をしないで根治的に病気を治せる治療法として、当施設でも多くの患者さんに提供しています。また、婦人科疾患を対象にIGBT(画像誘導小線源治療)も、積極的に導入しています。高精度な放射線治療を提供できる体制を整えるためには、医学物理士・診療放射線技師・看護師の皆さんと協力することが不可欠です。放射線治療部門はチーム医療を推奨し、より安全で、かつ効果的な放射線治療を提供できるよう、日々最善の努力を行っています。当施設で研修を積む先生には私たちチームの一員となっていただき、放射線治療医として必要な知識・経験をしっかり学ぶことができることを約束します。

 

 放射線治療医を目指す研修医・医学生の皆さんへ

  自治医大の放射線科では診断と治療の両方を効率よく学ぶことができ、新専門医制度にも対応が可能なプログラムを用意しています。放射線治療専門医を取得できる教育体制を充実するとともに、当教室では国外での学会発表や、英語論文の執筆を推奨します。希望者には、当施設とも連携している国内有数な治療施設において、重粒子線や陽子線治療の研修や、国内留学をすることも可能です。また、放射線治療学・放射線腫瘍学の深淵をより科学的に探究するために、博士号取得や海外留学のコースも教室としては全力でサポートします。先代の中澤聖則教授、若月優教授が築いて来られた自治医大放射線治療部のこれまでの歴史をもとに、国内有数の臨床・研究・教育拠点としてさらに発展ができるよう、新たな放射線治療のチームを作っていきたいと私は考えております。

 私たちと一緒に栃木県の、そしてこれからの日本の放射線治療を変えてみませんか?

自治医科大学附属病院

白井 克幸 教授