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解剖学講座 解剖学部門
研究内容
本部門では、教室員それぞれが細胞生物学や発生生物学という共通の礎の上に独自のテーマを持ってイメージング研究に取り組んでいます。分子・細胞生物学的な手法を用いて、神経細胞を主とした細胞内での蛋白発現、脂質などの細胞内輸送について局在変化を経時的可視化する系を用いています。小胞性あるいは細胞内小器官間での非小胞性の輸送に着目し、分子間相互作用や動態制御機序の解明を目指しています。また、細胞特異的プロモーターと蛍光・発光蛋白質を利用した様々な時期特異的遺伝子改変マウスや分子・発生学的を用いて、特定細胞系譜の可視化とその追跡実験さらには細胞分離とその遺伝子発現解析により、細胞分化や疾患メカニズムの解明を目指しています。それぞれが『可視化』を共通キーワードとした多様な系での研究に取り組んでいます。具体的には、以下のような研究を行なっています。
現在の研究内容:
- 細胞内輸送のメカニズム
- 細胞内小胞輸送の分子機構
- 非小胞性脂質輸送および細胞内小器官の膜結合制御の分子機構
- 神経系および顔面形成のメカニズム
- 嗅覚系神経回路形成の分子機構
- 脳幹ニューロンの分化と生体機能
- 頭蓋顔面の発生機構