ご挨拶

研究の紹介

臨床検査医学に関わる多方面の研究を行っています。検体検査部門では、生化学検査、特に炎症、リン代謝、脂質代謝に関する研究を行っています。炎症(血清アミロイドA)や酸化ストレス、リポ蛋白の変性(酸化LDL)などの検査の開発ならびに臨床応用について研究をすすめています。

 生理機能検査部門では、超音波検査を主体にした研究を行っています。超音波の検査では、組織音響特性に関する研究、乳腺腫瘍の三次元表示、画像の表示法に関する研究、ドプラ法による血流量計測、超音波の生体作用、超音波を用いた血管弾性計測、超音波エネルギーの治療応用について研究をすすめています。

 検体検査と生理機能検査との橋渡し研究も行っています。最近の学術振興会科学研究費補助金のテーマとしては、山田 「急性期蛋白SAAの分子装飾と炎症ベクトルの研究」、紺野 「せん断波の可視化による超音波エラストグラフィーの臨床応用と新手法への展開」、鯉渕 「低出力超音波照射によるカテーテル関連バイオフィルム血流感染症予防・治療法の開発」、岩津 「FGF23-Klotho系をターゲットとした腎臓病の新規治療薬の開発」、水品 「急性肺障害における炎症性細胞死Pyroptosisの機序と役割の解明」、亀田 「学習用の自己超音波検査法と遠隔ハンズオン指導法を用いた超音波検査教育の開発」です。

 厚生労働省科学研究費補助金としては、山田:難治性疾患克服研究事業「アミロイドーシスに関する調査研究」で分担研究を行っています。

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