教育
学生教育
将来地域医療に従事する際に公衆衛生学的視点を持つことが重要であるとの考えから、公衆衛生学、また、公衆衛生学の基礎となる疫学を中心に講義や実習を実施しています。公衆衛生学の実習では、全国約30ヶ所の保健所に勤務する本学卒業生の協力を得て、保健所での実習を行っています。
社会医学系
6年生を対象に法医学の協力も得て、6年間の総まとめの役割を担う科目です
疫学および疫学実習
疫学および疫学実習の目標は以下の通りです
- 集団における健康と疾病異常を測定する技術の習得
- 疾病の発生に関与する要因(宿主、病因、環境)を明らかにするための基礎的知識の習得
- 集団を対象とした疾病対策の立案、実施、評価に必要な知識の習得
- 保健統計、人口統計を理解し、保健医療活動の推進に役立てる能力の養成
- 地域保健医療活動の実践の中で得られる資料より、地域住民の健康状態を客観的に記述し、評価する能力の養成
- 情報科学的技法を公衆衛生活動に応用する能力の養成
公衆衛生及び地域保健実習
- 公衆衛生活動および保健医療行政の実施状況を理解すること
- 保健衛生水準の現状を認識し、問題点を理解する能力を養うこと
- 保健予防に関する基礎的知識を習得すること
- 公衆衛生活動におけるチーム・ワークの重要性を認識し、協調的、指導的態度を養うこと
地域保健実習
公衆衛生活動の実際を経験する目的で保健所において母子保健、精神保健、成人病予防、感染症予防、環境問題などの主要なテーマについて実践的学習を行う。後日、実習に携わった先生方にも参加して頂いて実習報告会を開催し理解を深める。
専門教育
社会医学系専門医
社会医学系専門医制度は、一般社団法人 社会医学系専門医協会が運営する専門医制度です。
個人へのアプローチにとどまらず、多様な集団、環境、社会システムへのアプローチを中心として、人々の健康の保持・増進、傷病の予防、リスク管理や社会制度運用に関してリーダーシップを発揮する専門医を養成することを目的としています。