私たちについて

生命の謎に挑む研究
循環器・代謝疾患の疾患感受性遺伝子の同定とその機能解析、小児先天性疾患および成人発症の単一遺伝子疾患の原因遺伝子同定、を研究の柱にしつつも、ヒトの遺伝と疾患に関わる現象を幅広く研究しています。遺伝子解析だけでは病態を解明することが難しい例も多く、遺伝子から細胞、マウスの実験まで、必要であれば何でもやる、のスタンスで研究を行っています。

地域の人々を支える臨床
小児科や産婦人科等、各科と連携しながら、遺伝性疾患の診断やカウンセリングを行っています。倫理的な配慮が特に必要とされる出生前診断や発症前診断については、パラメディカルも参加するカンファレンスにおいて慎重な議論を重ねた上で実施を決定しています。これらの実績により、本学は臨床遺伝専門医研修施設として認められています。遺伝子診断技術については、国内外の研究室の技術を取り入れつつ開発に努め、保険診療にも取り入れられつつある遺伝子診療を実際の医療現場へ展開しています。

未来の力を育む教育
医学部の「人類遺伝学」の講義などを担当し、基礎遺伝学から発展著しい遺伝子診療まで適応できる能力が身につくようカリキュラムを組んでいます。大学院教育においては、様々な遺伝性疾患の遺伝因子解明を目標に、遺伝解析の指導を行っています。また、必要に応じ、そこに関係する遺伝子の分子生物学的解析についても指導しています。