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自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門のホームページへようこそ。

「医動物学」とは、人体に害を与える動物やそれによって引き起こされる病気を研究する学問です。医動物学の対象は、人に病気を引き起こす寄生虫、感染症を伝播するダニや吸血昆虫、アレルギーの原因となるダニやハチ、毒などによって人に害を与えるクラゲや毒ヘビなど、多岐にわたります。

自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門は、初代・中野康平教授(1973年4月~1992年3月)、第二代・石井明教授(1995年5月~2003年3月)、第三代・松岡裕之教授(2005年7月~2016年3月)のあとを受け、2016年4月より加藤大智が第四代教授として就任し、当部門スタッフとともに医動物学の教育や研究を行っています。

教育では、医学部2年生を対象とした医動物学の講義・実習、看護学部2年生の微生物学、医学部 修士課程の生体防御医科学、国際医療学、博士課程の生体防御医学、保健医療システム学などを担当しています。

研究では、吸血昆虫が媒介するマラリアやリーシュマニア症といった世界で猛威を振るっている寄生虫病や、感染症の媒介者(ベクター)である蚊やサシチョウバエ、サシガメなどについて、感染症学や免疫学、生物学的視点からアプローチしています。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という「孫子の兵法」の有名な一節を聞いたことがあるかと思います。感染症研究ではこの言葉が引用され、病原体(敵)と宿主免疫(己)の双方からの研究の重要性が説かれています。ベクター媒介性感染症では、ここにベクター(吸血性節足動物など)という要素が入ってくることでさらに複雑になり、また研究としての面白味も増すように感じます。

当部門では、以下のような研究を行っています。
1. リーシュマニア症の疫学調査研究
2. 吸血昆虫の唾液が病原体感染に及ぼす役割の解明
3. 
ハマダラカにおけるマラリア原虫寄生メカニズムの解析
4. 遺伝子改変技術を利用した蚊の吸血及び生殖機構の解析と制御に関する研究

5. 熱帯熱マラリア原虫が感染した赤血球内におけるタンパク質輸送機構の解明
6. 感染症における細胞膜/オルガネラ膜を反応場とした膜機能の解明
7. 吸血昆虫の病原体媒介能を規定する中腸因子の解析

寄生虫や衛生動物の神秘に触れ、謎を解き明かしたい方、感染症の疫学や新しい診断法・予防法の開発に取り組んでみたいと
思う方は、ぜひご連絡ください。いつでもお待ちしています。






自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門

教授 加藤大智






 
 
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