事 務 局 長 挨 拶

 

 事務局長
 菊地 元史
 自治医科大学医学部
 kikuchim(at)jichi.ac.jp( at を @ に)


 日本下垂体研究会は、下垂体をキーワードに、学際的で自由な討議の場として1976年(昭和51年)に「下垂体研究者の集い」として創設されました。 創設の経緯は、「会の概要」や「会の歴史」に詳しく述べられております。 2003年には本会の設立と運営に大きな貢献をされた吉村不二夫先生を顕彰して「日本下垂体研究会吉村賞」を創設いたしました。 2015年からは「下垂体研究会誌」の刊行も始まりました。

 本研究会は、発足以来毎年1回開催する学術集会を中心に活動を続けております。 2016年には、和泉俊一郎会長のもと、海外(ハワイ大学)での開催もいたしました。本年度(2021年)は、コロナ禍の下、上田陽一会長のご尽力により、はじめてハイブリッド形式(会場参加とオンライン参加併用)での学術集会にも成功いたしました。 学術集会は研究者の情報交換の場というばかりでなく、若手研究者育成に大きな役割を果たしております。 大学院生などの多くの若い研究者が会員として活躍していることが、本研究会の大きな特徴であります。 実際、学術集会は合宿形式を基本としているのですが、そこでの主役はなんといっても若い力です。

 本会は、毎年選ばれる会長のもとに、事務局長 1名、幹事 6名そして評議員の構成で運営されています。 私は、塩田俊朗 先生(帝京大学医学部)、 林しん治 先生(横浜市立大学理学部)、 井上金治 先生(埼玉大学理学部)、 屋代隆 先生(自治医科大学医学部)、 加藤幸雄 先生(明治大学農学部)、 汾陽光盛 先生(北里大学獣医学部)、 高橋明義先生(北里大学海洋生命科学部) に続いて第八代目の事務局長を仰せ付かりました。

 昨今、基礎研究における研究環境がますます厳しくなっていることから、 多くの諸先輩方のご努力を引き継ぎつつ新しい姿を模索する、継承と創造が必要になっております。 会員の皆様方が相互に刺激しあうことにより、 国内における下垂体を中心とする基礎内分泌の研究がますます盛んになるよう努力をしてまいります。 皆様方のご協力を切にお願い申し上げます。

(2021年9月)