看護師の研修

Ⅰ.看護基礎技術研修

新人看護師を対象に実施しています。配属された病棟と基礎教育とのつながりをスムーズにするために実践に即した看護技術の集合研修を実施しています。

1)注射Ⅱ-A(側管注・中心静脈内注射の管理)

 新人看護師を対象に、側管注の正しい方法を理解し実践できることと、中心静脈内注射中の管理上の注意点がわかり実践できることを研修目的に実施しています。

2)注射Ⅱ-B(抗がん薬・循環器薬・麻薬について)

 新人看護師を対象に、がん看護、周術期看護で日常的に使われている抗がん薬・循環器薬・麻薬の特徴を理解し、安全で正確な薬剤の投与および投与中の看護を説明できることを研修目的にしています。

3)注射Ⅱ-D(静脈内採血演習)

 新人看護師を対象に静脈採血時に必要な知識(患者確認と患者への説明・血管の選択・穿刺の手技・痺れや疼痛など症状出現時の対応)が、それぞれ知識レベルで理解でき演習でもできることを目的にしています。

4)救命救急処置(BLS、挿管、除細動器)

 新人看護師を対象に、救命率をあげるために鍵になる一次救命処置の必要性と正しい手技を習得し、急変時の対応がイメージできることを目的に演習をしています。

Ⅱ.注射Ⅲ・血管確保

 2年目看護師を対象に、患者の利益と安全を最大限に考慮し実施責任者としての判断を持ち、血管確保を安全・確実に実践できることを目的に演習をしています。

Ⅲ.フィジカルアセスメント

 2年目の看護師を対象に「患者の症状から疾患や病態を予測し、適切に観察・アセスメント・対応できる能力を養うことを目的に演習をしています。

Ⅳ.多重課題

 多重課題シミュレーションは臨床の現場で起こる様々なできごとを題材として、その題材が重なったシナリオを実際に体験し、多重課題が起きたときの対応を学習する研修です。
 研修の目的は、多重課題の状況下で安全に優先順位を選択し行動することができることです。安全に優先順位を選択し行動することができることです。

Ⅴ. ICLS(蘇生トレーニングコース)

緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としています。講義室での講義はほとんど行わず、実技実習を中心としたコースです。受講者は少人数のグループに分かれて実際に即したシミュレーション実習を繰り返し、約1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。2018年度は附属病院の看護師約80名が受講しています。