医学部生へのシミュレーション教育関連の研究

学生によるピアティーチングの導入とその効果

 日本の医学部の一年生は,高校を卒業してすぐに入学した学生がほとんどあり,医学知識は非常に少ない.そのため,一年生は医学のベースとなる,生物や物理,化学といった基礎的な科学系科目を学ぶことに多くの時間を費やす.また,一年次にシミュレーションを用いた学習の機会を設けている大学も少数存在するが,その多くは講師がシミュレータを用いて一方的に手技をレクチャーするものであり,個々の学生がシミュレータに触れられる時間は短いのが現状である.入学前の学生の中には,医学部での授業について手技の練習といった臨床に関わる授業をイメージする者も少なくないため,現状のカリキュラムでは,学習へのモチベーションを下げる可能性をはらむ.
 本研究では学生同士がシミュレータを用いて,手技の行い方とそれに関連する科学的,解剖学的な基礎知識を教え合う形式の授業を実施し,その教育効果について明らかにした.本授業形式の理由として,1)基礎的な科学系科目を学ぶことの重要性について学生が自身で気付けること,2)学生同士でのレクチャーにより,教える側と教わる側双方の学生がじっくりとシミュレーション学習を行えることが挙げられる.

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早期体験実習前のジャストインタイムシミュレーション実習(工事中)

医療安全の実践も含めた静脈採血シミュレーション実習(工事中)

謎解きゲーム×医療シミュレーション(工事中)

医学部生への外科手術トレーニングとその効果検証(工事中)

主な関連業績(一部)