修練医プログラム
関連施設を含めた心臓血管外科専門医修練カリキュラム 1年目
- 基幹施設名
- 自治医科大学 附属さいたま医療センター
- 教育方針
- 修練1年目は、基本的な心臓血管疾患の診断と病態の評価ができ、外科治療の適応についての判断を養い,基本的手術手技に習熟することを目標とします。心臓血管疾患に対する病歴の適切な聴取と身体的所見の把握、血液検査所見、胸部X線・心電図所見、心エコー検査、CT検査、MRI検査、RI検査,冠動脈造影検査(CAG),血管造影検査などについて理解し,適切にオーダーできるようにします。さらに人工心肺装置やIABP,PCPS装置などについての基本的知識と実際の操作内容について理解します。患者や心臓血管外科チームのメンバーとの良好なコミュニケーションを保つことの重要性を理解し、実践し、安全管理について理解し、インシデント・アクシデントレポートの提出に積極的に協力します。
- 症例の種類
- 実際の手術経験では、下肢静脈瘤手術、透析用シャント造設手術、急性動脈閉塞症に対する血栓・塞栓除去術、単純な腹部大動脈瘤手術、さらには心房中隔欠損症などの比較的単純な開心術の術者となります。大伏在静脈採取、大腿動脈の露出、開胸・閉胸操作、動脈カニューレ・静脈カニューレの挿入、抜去などの基本的手術手技に習熟します。下肢動脈再建術、腹部大動脈瘤手術、弁置換術、冠動脈バイパス手術、胸部大動脈瘤手術などの助手を務めます。受け持ち症例は成人の先天性心疾患、虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患などで、幅広く症例を経験します。
- 症例数
- 臨床経験評価点数では年間150点以上とします。
- 手術の範囲
- 下肢静脈瘤手術、透析用シャント造設手術、急性動脈閉塞症に対する血栓・塞栓除去術、腹部大動脈瘤手術、さらには技量に応じて心房中隔欠損症などの比較的単純な開心術の術者となります。大伏在静脈採取、大腿動脈の露出、開胸・閉胸操作、動脈カニューレ・静脈カニューレの挿入、抜去などの基本的手術手技に習熟します。下肢動脈再建術、腹部大動脈瘤手術、弁膜症手術、冠動脈バイパス手術、胸部大動脈瘤手術などの助手を務めます。
関連施設を含めた心臓血管外科専門医修練カリキュラム 2年目
- 基幹施設名
- 自治医科大学 附属さいたま医療センター
- 教育方針
- 修練2年目は、心臓血管疾患の診断と病態評価に習熟することを目標とし、成人の先天性心疾患、虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患を幅広く経験します。心臓血管手術では、助手あるいは術者として手術に入り、研究発表を年1回以上行います。患者や心臓血管外科チームのメンバーとの良好なコミュニケーションを保つことの重要性を理解し、実践し、安全管理について理解し、インシデント・アクシデントレポートの提出に積極的に協力します。
- 症例の種類
- 実際の手術経験では、透析用シャント造設手術、急性動脈閉塞症に対する血栓・塞栓除去術、腹部大動脈瘤手術、単弁置換術などの開心術、比較的単純な胸部大動脈瘤手術の術者となります。下肢動脈再建術、大伏在静脈採取、大腿動脈の露出、開胸・閉胸操作、動脈カニューレ・静脈カニューレの挿入、抜去などの基本的手術手技に習熟することはもちろんのこと、技量に応じてやや複雑な弁膜症や胸部大動脈瘤、大動脈解離、さらには冠動脈バイパス術の助手を務めます。技量に応じて術者となることもあります。受け持ち症例は成人の先天性心疾患、虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患などで、幅広く症例を経験します。
- 症例数
- 臨床経験評価点数では年間で150点以上とします。
- 手術の範囲
- 透析用シャント造設手術、急性動脈閉塞症に対する血栓・塞栓除去術、腹部大動脈瘤手術、単弁置換術などの開心術、比較的単純な胸部大動脈瘤手術の術者となります。下肢動脈再建術、大伏在静脈採取、大腿動脈の露出、開胸・閉胸操作、動脈カニューレ・静脈カニューレの挿入、抜去などの基本的手術手技に習熟することはもちろんのこと、技量に応じてやや複雑な弁膜症や胸部大動脈瘤、大動脈解離、さらには冠動脈バイパス術の助手を務めます。技量に応じて術者となることもあります。
関連施設を含めた心臓血管外科専門医修練カリキュラム 3年目
- 基幹施設名
- 自治医科大学 附属さいたま医療センター
- 教育方針
- 修練3年目は、心臓血管疾患の診断と病態評価に習熟し、心臓血管手術においては、成人の先天性心疾患、虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患を幅広く経験し、術者あるいは助手として手術を経験します。研究発表を年1回以上行います。修練カリキュラム1年目、2年目に所属するの医師と協力し、スタッフ医師とともに心臓血管外科チームの運営にも参加します。
- 症例の種類
- 実際の手術経験では、腹部大動脈瘤手術、下肢動脈再建術、成人の先天性心疾患、弁膜症や胸部大動脈瘤手術の術者となるほか、さらには技量に応じて冠動脈バイパス術や、やや複雑な胸部大動脈瘤手術、急性大動脈解離手術の術者を務めます。後輩医師の指導や学生教育も担当します。当センター心臓血管外科が担当するすべての成人の先天性心疾患、虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患を幅広く経験し、手術治療では術者あるいは助手として参加します。
- 症例数
- 臨床経験評価点数では年間200点以上とします。
- 手術の範囲
- 腹部大動脈瘤手術、下肢動脈再建術、成人の先天性心疾患、弁膜症や胸部大動脈瘤手術の術者となるほか、さらには技量に応じて冠動脈バイパス術や、やや複雑な胸部大動脈瘤、急性大動脈解離手術の術者を務めます。当センター心臓血管外科が担当するすべての成人の先天性心疾患、虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患に対する手術治療を幅広く経験します。
連絡先
〒330-8503 さいたま市大宮区天沼町1-847 自治医科大学附属さいたま医療センター
代表 048-647-2111
総務課企画係または心臓血管外科研修担当 由利康一(kyuri@jichi.ac.jp) 、心臓血管外科教授 山口敦司(yamaatsu@omiya.jichi.ac.jp)