1972年に自治医科大学創立後、小児外科に関する臨床は自治医大消化器・一般外科で行われてきました。

医療の専門分化、小児医療を専門とする医師による治療を求める社会的背景、栃木県小児医療設備構想により、栃木県における高度小児医療の充実、救急医療体制の整備を目指し、日本で初となる大学病院併設型総合小児医療施設として『とちぎ子ども医療センター』開設の要請を受けました。

自治医科大学として小児医療の更なる発展にむけて、外科学講座内に、新たに独立した教室として2004年1月に初代横森欣司教授を迎え小児外科教室が設立されました。

 

2006年9月19日にとちぎ子ども医療センターが開設されました。とちぎ子ども医療センターの充実とともに、小児外科教室も発展しました。

2007年6月には第2代前田貢作教授を迎え、これまでの一般小児外科診療に加え、先天性気道疾患の治療を本格的に開始しました。これにより、栃木県のみならず、関東、東北、およびその他の地域における小児外科患者を受け入れ、治療できる施設へと発展しました。
2014年7月には、第3代小野滋教授を迎えました。これまでの小児外科治療に加え、大学病院に併設された日本初の小児医療センターとして新規治療を目指した基礎研究および臨床研究、今後の小児医療を支える人材(医師、看護師、コメディカル)の教育を総合的に行える小児外科教室として日々発展しています。