自治医科大学アレルギー膠原病学では毎週医局員が交代で抄読会を行っております。

Leflunomide Use and Risk of Lung Disease in Rheumatoid Arthritis: A Systematic Literature Review and Metaanalysis of Randomized Controlled Trials Richard Conway et al. J Rheumatol 2016; 43; 855-860

この論文ではレフルノミドで治療されているRA患者の肺疾患の相対危険度を評価し、
レフルノミドは呼吸器有害事象のリスク増加や感染性の呼吸器有害事象に関連せず、
非感染性の呼吸器有害事象のリスク低下に関連していたという結果でした。
レフルノミドは薬剤性肺炎のイメージが強く、この論文では日本人患者が含まれていないため人種差については判断できませんが、MTX同様に間質性肺炎のリスクに注意しつつ必要な症例には使用を考えたいと思いました。

担当 K