自治医科大学アレルギー膠原病学では毎週医局員が交代で抄読会を行っております。

最近、統合失調症がベースにあり結核感染の後にSLEを発症された方を診療する機会があり、今回の抄読会では統合失調症と自己免疫疾患の関連についての論文を紹介しました(Am J Psychiatry 2014;171:218)。
統合失調症の一部には自己抗体が関与している例があるらしく、デンマークの報告によると家族歴も含めて統合失調症が背景にあるとSLEなど一部の自己免疫疾患が続発するリスクが高くなるそうで、感染症が併発するとさらにリスクは高まるそうです。これまで統合失調症と自己免疫疾患の関連について意識したことはなく興味深く文献を読みました。

担当 S