研究関係の皆様

自治医科大学脳神経外科学教室では、教室創設以来、脳神経外科に関わるさまざまな領域において、外科系臨床系教室としてはきわめて高いレベルの研究を行ってきました。その特長の一つは、本学の強みである充実した基礎系講座との連携研究であり、もう一つは光トポグラフィーや脳機能マッピング、遺伝子治療など最先端の臨床研究であります。

私は、2016年1月1日より先代の渡辺英寿教授から教室を引き継ぎました。今後もグループ編成や人材の有効配置により、脳神経外科の各領域における活発な研究活動を強力に進めたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

基礎研究では、自教室で完結するのでなく、臨床系教室として臨床材料・データや動物モデルを通じて基礎系研究者の先生方との連携を一層強めてゆきたいと考えております。

臨床研究では、これまでの後方視主体の研究から脱却し、疫学的手法による前向き研究を積極的に立案し、エビデンスの創成につながる研究を目指します。また迷走神経刺激療法の本邦導入経験を生かして、今後も新しい医療機器開発や臨床導入を主導します。

特にてんかん外科や機能脳神経外科の臨床を通じて、ヒト神経科学領域における臨床研究拠点となるような研究活動を行ってゆきたいと考えております。

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