オプション検査 選択ガイド

検査項目 年齢
性別
気になること 診断対象疾患
頭部CT検査 50才以上
  • 頭痛、物忘れ、めまい、ふらつきなどの症状がある
  • 高血圧がある
  • 脳卒中、副鼻腔炎、中耳炎と言われたことがある
  • 脳梗塞、脳腫瘍、脳出血
  • 副鼻腔炎
胸部CT検査
  • 咳、痰、血痰、喘息、息切れなどの症状がある
  • 喫煙歴がある
  • アスベスト曝露歴がある
  • 肺がん、肺気腫、肺炎、その他肺疾患
  • 甲状腺疾患
  • 大動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離など)
腹部CT検査
  • 腹痛、腹部膨満感、便通異常、腹部のしこりなどの症状がある
  • 内臓脂肪の値が知りたい
  • 肝疾患(肝腫瘍、脂肪肝、肝硬変)
  • 腎疾患(腎結石、水腎症など)
  • 膵疾患
  • 胆石症
  • 大動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離など)
PET/CT検査
  • がん全般について心配である
  • がん家系である
  • 腫瘍マーカー異常を指摘された
  • 胸部X線やCT検査などで異常を指摘された
全身のがん
骨密度検査 男性50才以上
  • 身長の減少がある、早期(45才以前の)閉経、あるいは閉経後の方
  • 運動不足である
  • ステロイド剤や甲状腺ホルモンの服用中である
  • 今までに一度も骨密度検査を受けたことがない
  • ご家族に骨粗しょう症や大腿骨骨折の既往がある方がいる
骨粗しょう症
女性40才以上
喀痰細胞診
  • 痰、血痰がある
  • 喫煙歴がある
  • アスベスト曝露歴がある
肺がん
胃抗体検査(ABC検診)(ピロリ菌抗体、ペプシノーゲン)
  • 上腹部痛、胃もたれ、胃のむかつきなどの症状がある
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍の既往がある
  • 上部消化管X線検査で慢性胃炎と指摘された
慢性胃炎
腫瘍マーカー検査
一般(CEA、CA19-9、AFP) がん家系である
  • 大腸がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 肝臓がん
  • 膵臓がん
  • 胆道がん
前立腺(PSA) 男性 排尿困難がある 前立腺がん
婦人科(CA125) 女性 卵巣がん、子宮がん
子宮検診(内診、子宮頚部細胞診) 女性 不正出血がある
※子宮内膜細胞診(子宮体癌の検査)は行っておりませんので、予めご了承ください
子宮頚がん
乳房超音波検査 女性 乳房のしこり、乳汁分泌がある
※乳がん検診として、厚労省が40歳以上の女性にマンモグラフィーによる検診を推奨しています。40歳未満の女性ではマンモグラフィーより超音波検査がお勧めです。
乳がん
マンモグラフィー
上部消化管内視鏡検査
  • 上腹部痛、胃もたれ、胃のむかつきなどの症状がある
  • ピロリ菌感染歴がある
  • 胃がん
  • 食道がん
  • 慢性胃炎
  • 逆流性食道炎
動脈硬化・心血管老化診断検査
  • 運動不足、血圧高値の方
  • 喫煙歴がある
  • 血管年齢を知りたい
  • 加齢および高血圧・糖尿病・その他のメタボリスク等による動脈血管硬化・血管年齢・血管機能障害・粥状動脈硬化
食事生活相談 食習慣に不安のある方
AIRS:アミノインデックス
リスクスクリーニング
  • がん家系である
  • 糖尿病の家族歴がある
  • 脳卒中、心筋梗塞の家族歴がある
  • 糖代謝異常やメタボリクスが指摘されている
  • 認知症にならないか心配
  • 現在のがん(胃、肺、大腸、膵臓、前立腺、乳、子宮・卵巣)のリスク
  • 将来の糖尿病、脳卒中、心筋梗塞のリスク
  • 現在の認知機能低下の可能性評価
梅毒定性検査
(TPHA・RPR)
梅毒感染が心配な方
心臓スクリーニング
  • 心不全・心疾患(心筋梗塞・弁膜症・心筋症など)の問題がない健康な心臓であることを確認したい
  • 血圧高値・高血圧・動脈硬化・糖尿病・脂質異常症を指摘されている
  • 心電図異常所見・不整脈・心雑音などを指摘されている
心不全および心臓に負荷が生じるすべての心疾患(心筋梗塞・弁膜症・心筋症・高血圧性心疾患など)
甲状腺機能検査
  • 体重減少・増加あるいは努力しても体重が減らない
  • 動悸がする・汗が多い・むくみやすい・疲れやすい・やる気が出ないなどの自覚症状
  • 脂質異常を指摘されている
  • 甲状腺機能低下(加齢に伴う潜在性甲状腺機能低下・慢性甲状腺炎など)
  • 甲状腺機能亢進症(バセドー病など)
LOX-index検査
(ロックスインデックス)
  • 血圧高値・糖代謝異常・脂質異常を指摘されている
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症の既往や治療中
  • 運動不足・喫煙歴などのメタボリスクがある
脳梗塞、心筋梗塞の将来の発症危険度
Viewアレルギー39検査
  • 決まった季節や掃除・衣替えなどで目のかゆみ、くしゃみ、鼻水が出る
  • 肌が乾燥しやすく湿疹が出やすい、荒れやすい
  • 息苦しい時や咳が長時間続くことがある
  • 食べ物を食べた後、腹痛や蕁麻疹がでることがある
  • 野菜や果物を食べると口の中やのどがピリピリする
アレルギーの原因となる39種類のアレルゲンの有無
肝線維化マーカー検査
(M2BPGi)
  • 肥満(食べ過ぎ 運動不足)
  • 過去の健診などで脂肪肝と診断された
  • 生活習慣病(糖尿病、脂質異常、高血圧)で病院に受診されている
  • 肝機能検査の結果が悪い(AST・ALTが高い、血小板が少ないなど)
  • 慢性肝炎・脂肪肝(アルコール性・非アルコール性脂肪肝炎 = NASH・ASH)による肝臓線維化の程度の評価
※「肝線維化」とは上記 肝臓の慢性炎症により肝細胞の破壊と修復が繰り返されることで肝細胞が線維組織に置き換わり次第に固くなる状態です。「肝線維化」が進行すると肝硬変へ進展したり、肝がん発症のリスクが高まります
血液健康スコア検査
(マイナイチンゲール)
  • 肥満(食べ過ぎ 運動不足)
  • 健診で糖代謝・脂質代謝の異常や脂肪肝が指摘されている
  • 生活習慣病(糖尿病、脂質異常、高血圧)で病院に受診されている
  • 動脈硬化・心血管老化診断検査で年齢不相応の動脈硬化が指摘されている
  • 血中の多くの代謝関連物質の測定データから5つの健康指標を評価し、特に気を付ける必要がある指標を特定してその指標ごとに取り組むべき改善策を提案
  • 心血管疾患(脳梗塞、心筋梗塞など)と糖尿病の将来リスクの評価
  • 人間ドック健診の基本検査ではわからない、より詳細な動脈硬化の要因評価

<注意>

この表は、人間ドックでオプション検査を選ばれる際のご参考にしていただくため、年齢や各条件に応じた病気の発症確率、検査による放射線被爆の危険性等を考慮して作成しております。各検査の選択条件に該当される場合にも、その検査が必ず必要ということではありませんし、逆に条件に該当しなくてもその検査が全く意味がないわけではありません。決してオプション検査を強要するものではありませんので、ご理解の上ご検討いただければ幸いです。