Jsim47お知らせ

2022年02月10日 13:02

臨床研究参加のお願い 2022年2月10日

研究等「研究題目:手術時着用を想定したサージカルアシストスーツに関する外科医の主観評価(臨大21-118 2022年2月4日承認)」の説明と参加のお願い

研究の目的及び意義

腹腔鏡下手術、鏡視下手術といった低侵襲手術は、創部が小さいことによる術後疼痛の軽減、整容性から患者からのニーズが高く、症例数は増加しています。一方、外科医は患者体壁に留置したトロッカーから手術を行うため、上肢は体幹から離れた位置で手術を行う必要があります。そのため、肩こりや頸部痛、背部痛といった身体的負担を感じやすいと考えられます。

我々は2014年から、上肢を挙上する姿勢保持に特化したサージカルアシストスーツ(商品名、略称SAS、図参照)を開発してきました。ブタを使った腹腔鏡下胃切除術の検討では、三角筋の筋負担軽減効果があることを報告してきました。つまりSAS装着によって、外科医は必要に応じて肘を挙上した状態で固定、あるいは解除が可能です。結果、上腕や肩、背部の筋負担を軽減することが可能であると考えられます。

本研究は、普段から手術を行なっている外科医の先生方にSASの使用感を評価していただく研究です。手術でSASを使用することを想定した場合、どのように感じるか、というアンケートにお答えいただきます。先生方のアンケート結果をもとに、SASの外科医向けアシストスーツ開発に役立てることを考えています。

研究の方法

本研究は外科医を対象としたアンケート調査で行います。研究対象となる外科医の先生方は、本学外科学講座消化器一般移植外科学所属の先生、メディカルシミュレーションセンター ホームページにて募集した本研究に参加可能な外科医の先生方です。男女、外科の経験年数は問いませんが身長は160cmから180cmの方にお願いします。同意の得られたすべての外科医を対象とさせて頂きます。

本研究は、SASを装着できる場所(医局、医師控室)で行います。全体として20分程度、お時間をいただきます。同意いただいた先生方には、まず気分に関するアンケート(POMSアンケート)調査票について記載頂きます。その後、SASについて使用上の説明を研究代表者が行い、実際に装着し体験して頂きます。5分から10分程度、十分にご使用いただき、6項目+自由記載からなるアンケート調査票に記載頂きます。

アンケート調査結果を解析し、外科医にとってのSASの使用感を評価します。

【本研究にご参加いただける外科医の方を募集いたします[川平3] 】

上記の内容について、ご興味のある外科医の先生には個別にてご説明いたします。また、本研究にご参加いただける外科医の先生は下記へご連絡ください。本研究、参加についてのお問い合わせについては、下記へご連絡ください。

 自治医科大学メディカルシミュレーションセンター

  電話 0285-58-7455(直通)、内線(3850)

相談等問い合わせ先、苦情の窓口

 この研究に関するご質問等がありましたら、下記の研究責任者までお問い合わせ下さい。

研究責任者: 自治医科大学メディカルシミュレーションセンター 教授 川平 洋

所 在 地  : 栃木県下野市薬師寺3311-1

電話番号: 0285-58-7455

苦情がある場合は、自治医科大学臨床研究支援センター臨床研究企画管理部管理部門(電話0285-58-8933)で受け付けます。