診療している病気  あらゆる血液の病気を扱っていますが、地域の中核病院としての役割を果たすために、白血病、悪性リンパ腫などの腫瘍性の病気や、重症の再生不良性貧血などの治療が難しい病気の診療に重点をおいています。そのため、病状によってはお近くの医療機関へ紹介させていただくことがあります。より多くの患者さんが適切な医療を受けられるように、ご協力をお願いいたします。

外来診療
 外来患者さんの診療は月曜から金曜まで毎日血液科医師が初診、再診の外来を担当しています。自治医科大学附属さいたま医療センターでは、初診の患者さんは原則として他の医療機関からの「紹介状」をお持ちいただくこととなっております。
 当センターでは病床数の制限のため、速やかな入院が難しい状態になっており、また、地域の中核病院としての役割を果たすために、病状によってはこちらのセンターでの受け入れができない場合もあります。そのため、外来にお越しいただいても患者さんの望まれる対応ができず、その後の受け入れ先を探すために外来診療が麻痺してしまう状況が増えてきています。そこで、患者さんの診療をスムーズに進めるために、平成22年10月から血液科外来の初診を完全予約制とさせていただいています。
 つきましては、お手数をおかけして申し訳ありませんが、血液疾患(疑いを含む)のある患者さんをご紹介いただく際には、あらかじめ主治医の先生から病診連携室へご連絡をいただけましたら幸いに存じます。(病診連携室直通 048-648-5167、この直通ダイヤルは、医療機関からの専用電話ですので、一般の方は、代表番号(TEL.048-647-2111)へお掛け願います。)血液科医師が病状をお聞きし、診察日を検討させていただきます。より多くの患者さんが適切な医療を受けられるように、ご協力をお願いいたします。
 紹介患者診療スケジュールは、こちらをごらんください。
 交通の案内は、こちらをごらんください。

入院診療
 入院が必要な患者さんについては南館6階A病棟で常時25~30人の患者さんを診療しています。ひとりの患者さんに対してレジデント、指導医を含む2~3名の医師が担当する万全の体制で診療させていただいています。また、週に2回開催される診療カンファランスでは、血液科医師全員で治療方針の検討を行っています。
 骨髄移植などの造血幹細胞移植は南館6階A病棟の4床の無菌病室と16床の準無菌室で行っています。以前のような厳密な無菌管理は廃止し、必要な部分だけを重点的に対策することによって、患者さんが過剰な精神的負担を感じることなく移植が安全にできるように工夫しています。ご家族の方はガラス越しの面会ではなく患者さんと直接対面していただくことが可能です。ただし、その場合はご家族の方にも手をきれいに洗って、マスクをしてから無菌室に入っていただきます。

実施中の臨床研究について
 自治医科大学附属さいたま医療センターの血液科では、現時点での最良の診療を提供するだけでなく、将来の血液診療をよりよいものにしていくために研究を行っています。研究の中には実際に行う診療の中であらかじめ患者さんに同意をいただいて進めていく前方視的研究と、既に行った診療を振り返って調査していく後方視的研究があります。後方視的研究の場合には患者さんに新たな負担が加わることははありませんし、研究の成果を発表する際にも個人が特定されない方法でデータの処理を行いますのでプライバシーは保護されます。しかし、もしデータの使用に同意されない場合は以下に連絡をくださいましたら幸いです。その場合、研究の対象とはいたしません。また、その場合にも当センターにおける診療・治療の面で不利益を被る事はありません。下記のEメールアドレスにご連絡ください。研究の詳細についてはこちらをご覧ください。
 saitama-hem@jichi.ac.jp
(実際に入力される際は半角で入力してください)

  なお、「白血病、リンパ腫などに対する腫瘍特異的免疫療法開発のための研究」にご参加いただいた場合にはドナーさんの血液と患者さんの血液を見分けるための遺伝子検査を行う場合がありますが、その遺伝情報が公開されることはありません。

●血液科の外来受診は
完全予約制です。

●医療機関からの連絡先
病診連携室直通 048-648-5167

●患者さんからの連絡先
048-647-2111(代表)


●紹介患者さんの診療
スケジュールは、こちら

●交通の案内は、こちら



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