臨床関係の皆様

自治医科大学附属病院脳神経外科は、脳神経外科診療の全領域において、充実したスタッフを擁し、国内でも最高水準の脳神経外科治療を提供しています。

脳血管障害・脳卒中に対しては、脳動脈瘤・脳動静脈奇形の手術、頭蓋内外動脈吻合術、頸動脈内膜剥離術などの手術治療のほか、脳卒中センターや脳血管内治療部を介して地域に根付いた脳卒中診療体制を確立しており、急性期から回復期まで幅広くカバーしております。

てんかん外科、脳深部刺激療法、下垂体手術、小児神経外科などでは北関東のセンター的存在です。てんかん外科は私の専門領域であり、乳児から成人まで、個々の患者に最適の治療を提供します。大脳半球離断術や脳梁離断術などの特殊手術、海馬多切術、迷走神経刺激療法、深部電極と硬膜下電極を併用した頭蓋内脳波モニタリングなど、すべての手技について国内最高水準の治療を行います。当院は、2015年に始められた国のてんかん診療地域連携事業の8拠点のうちの一つに選定されました。

パーキンソン病など不随意運動に対する脳深部刺激療法も数多く施行しており、定位的手術では、遺伝子治療部や小児科と連携した国内でもまれな遺伝子治療の拠点となっています。

脳腫瘍治療ではコンピュータ技術や画像解析を応用した低侵襲・機能温存を重視した手術治療を実現しています。術中ナビゲーション、3Dバーチャル画像などの技術は国内トップクラスであり、機能温存のための術中モニタリングも生理検査室の支援によりきわめてスムーズに行われています。また、耳鼻科や形成外科と合同の大規模な頭蓋底手術も施行してきました。

自治医科大学脳神経外科はこのように充実した脳神経外科診療を行っております。見学や研修も常時受け入れていますので、ご希望の場合は私または医局長までご連絡下さい。

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