自治医科大学附属病院からのお知らせ
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「頭のかたち外来」について最新のお知らせ 〜新しいヘルメットの採用と価格の変更について〜

2021年6月に開設いたしました「頭のかたち外来」は、おかげさまでたくさんの方に受診していただいています。2年半で700名ほどの方が受診され、200名以上の方がヘルメット矯正治療をされました。多くの方がいわゆる「向き癖」による位置的頭蓋変形ですが、中には病的な頭蓋縫合早期融合症の方もおられ、手術+ヘルメットによる治療も行っております。

矯正用ヘルメットも当初「アイメット」を採用していましたが、2022年4月からは「クルム」を採用しています。最大の違いはクッションを容易に取り外して洗浄することができるようになった点で、非常に好評をいただいております。

ただクッションの特性によるフィット性の課題が稀にあり、これについて業者とも協力の上で改良を加え、この度新しい矯正用ヘルメットを開発し、薬事承認をいただきましたので、3月から採用いたします。

新しいヘルメットは「クルムフィット」です。クッションを改良し2層構造にしました。これによってフィット性が向上します。このクッション開発の担当者は、箱根駅伝で区間賞を獲得したランニングシューズのクッション開発に携わった経験があります。また外見上も洗練したフォルムとなり、さらに頭蓋とのスペースのチェックも容易になりました。

ただ、昨今の様々な事情でコスト高の影響があり、今回値上げをせざるを得なくなりました。2月16日にヘルメットをご注文いただく方からは、ヘルメットの代金(頭部の3Dスキャンからヘルメット作成、その後のメンテナンスを全て含む)を50万円(税込55万円)とさせていただきます。また「クルムフィット」だけでなく「クルム」も同価格とさせていただきます。

どうかご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児脳神経外科