
病院長あいさつ
本院は、へき地における無医村問題の解消を目的に設立された自治医科大学に附属して昭和49年に開院しました。本学の卒業生は全員出身県に戻って地元の地域医療に携わるため、本院の医師、研修医は広く全国から参集した人たちによって構成されています。平成23年度は60名の研修医募集に対して全員他大学出身者の56名(93%)がマッチングしました。建学の精神は附属病院にも受け継がれ、専門医であっても総合医的精神を尊ぶ伝統が根付いています。
本院は、1132床のベッド数を有する特定機能病院であり、栃木県の支援のもとに「とちぎ子ども医療センター」(135床、平成18年開設)、総合周産期母子医療センター(平成8年開設)を併設する総合病院です。平均在院日数、年間の新入院患者数、救急車搬送数、手術件数は全国の大学病院や一般総合病院の中でもトップレベルであり、信頼される地域の中核病院たるよう職員皆が日々努力しています。がん診療においては、地域がん診療連携拠点病院に指定され、緩和ケア病棟(18床)が開かれています。地域の救命救急医療の中心でもあり,ドクターカーの運行を実施しています。DPCの新機能係数IIは、特定機能病院の中でトップクラスにランクされており、この地域における最大の3次基幹病院となっております。
本院の診療体制は、40の診療科目を標榜し、内科系--外科系が緊密に連携して各臓器毎にセンター化しています。また総合診療部、救命救急センターをはじめ、生殖医学センター、再生・移植センター、臨床感染症センター、臨床試験センター、女性医師支援センター、看護職キャリア支援センター、地域医療連携部など、医療の各分野において先進的な取り組みを展開しています。
当院が理念に掲げる良質の医療を患者の皆様に提供できる為には、そこで勤務する職員の満足度が高いことが重要です。医師・看護師の負担軽減・処遇改善に関しては、種々の方策を実行または計画しています。また、育児医師に対する短時間勤務制度や病児・病後児保育を実施しており、看護職に対しては各種認定・専門看護師を養成、今年度から新人看護師の新しい臨床研修プログラムを導入します。
本院は、地域中核病院の自覚を持って、お互いに顔の見える他医療機関との連携を目指し、結果的に患者の皆様の満足に繋げていきたいと願っています。
平成24年4月
病院長 安田 是和