| 部長(教授) | 三澤 吉雄(兼) |
|---|---|
| 技師長 | 庭山 秀毅 |
| 副技師長 | 嶋中 公夫 |
| 主任臨床工学技士 | 3名 |
| 専任臨床工学技士 | 2名 |
| 臨床工学技士 | 11名 |
臨床工学部は大きく医療機器管理部門・循環部門・代謝部門に分けられ、医療機器管理部門では、人工呼吸器や体外式ペースメーカと除細動器(AEDを含む)の中央管理を、循環部門では、人工心肺業務・心臓カテーテル検査・植込み型ペースメーカ関連業務を、代謝部門では、血液浄化療法を担当している。その他に臨床工学部全体で、対応可能な医療機器の管理を行っている。
人工呼吸器管理部門は院内にある人工呼吸器105台とテストラングの中央管理をしている。日常点検をはじめ、使用中点検、定期点検、トラブル時の対応、人工呼吸器管理安全対策チームによる週一回の一般病棟での院内巡視を他職種と連携して行っている。また、人工呼吸器の取り扱い方法などの教育も行い、安全な人工呼吸療法が行われるように努力している。
体外式ペースメーカと植込み型ペースメーカについて業務を行っている。
体外式ペースメーカについては、保守・点検・管理および貸出し業務を行っている。
植込み型ペースメーカについては移植手術中、入院中、外来での作動検査の立会い業務を行っており、患者データの管理も行っている。
その他、植込み型ペースメーカ移植患者の各手術施行時や内視鏡治療時に要請があればペースメーカの設定変更および作動検査を行っている。
病棟や外来部門で使用している除細動器、AEDは1回/月作動点検を行っている。輸液・シリンジポンプについてはリースで運用しているが全体的な台数の分布や稼働状態を把握するように巡視を行っている。モニター類については電波が混信しないようにゾ-ン管理を行っている。異常が発生した場合はメーカーと協力して原因の究明と解決策を検討している。
体外循環部門は、手術室において人工心肺装置(3台)、IABP装置(2台)、PCPS装置(4台)等の保守管理や麻酔器、モニター、電気メスなどの機器管理業務を行っている。成人体外循環の特徴として、輸血回避を目的に限外濾過法による血液濃縮や心房細動に対するmaze手術では凍結凝固装置の操作、胸部下行大動脈瘤や胸腹部大動脈瘤では術後の対麻痺回避目的に、運動機能の客観的評価法である運動誘発電位(MEP)の機器操作も行っている。小児体外循環では、新たに心肺回路及び人工肺の変更や低侵襲目的に低充填化の検討を行っている。また小児ECMO回路に連続的回路内圧計を装着し、循環動態の変動が把握し易くなり安全性が向上した。
医療機器管理業務では、患者モニタリング関連物品、麻酔器関連物品、除細動器、輸液・シリンジポンプの管理を行っている。また常時担当者を配置し、麻酔器など医療機器全般、ネットワークシステム、電源設備のトラブルに対処できる体制をとっている。医療機器の故障時にはメーカーを仲介し、修理の必要性の検討や代替機の手配などを行っている。本年より始まった術野動画システムについてトラブル対応や運用改善にも取り組んでいる。DVT予防機器の中央管理では、機器管理ソフトウェアとバーコードによる入力作業の簡略化を組み合わせたシステムを採用し70台の管理を行っている。
心臓カテーテル検査では、カテーテル検査、冠動脈形成術、カテーテル心筋焼灼術を施行する際に使用する機器の操作、点検、管理を行っている。
循環器センター部門においては、カテーテル心筋焼灼術施行時にCARTO(マッピングシステム)をほぼ全症例で使用している。
小児科部門においては、先天性心疾患の治療が増加しており他院からの緊急の受け入れも行っている。また時間外の緊急にもオンコールで対応出来るようにしている。
血液透析では20ベットに対し、病棟での透析や無酢酸透析が可能な個人透析装置4台(うち多機能機種2台)、セントラルサプライ型17台(うち多機能機種4台)、透析液供給装置2台、RO水処理装置1台、個人用RO水処理装置2台の保守・点検・操作を行っている。
血液浄化療法では、移植におけるABO血液不適合、劇症肝炎、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、血栓性血小板減少性紫斑病、潰瘍性大腸炎、薬物中毒、腹水症などの症例に対し、血漿交換(PE)、二重濾過血漿交換(DFPP)、免疫吸着(IAPP)、白血球除去療法(LRT)の吸着分離方式で非選択的除去(LCAP)、顆粒球・単球の選択的除去(GCAP)、血液吸着(HA)、胸・腹水還流(CART)など、アフェレシス専用装置2台を使用して行っている。
合併症や重症例など透析センターで施行できない症例については病棟で行い、夜間・休祭日ともオンコールに対応している。また、子ども医療センターの稼動にともない小児症例についても対応している。
現在、透析センターのリニューアル及び外来透析室の新設計画作業を進めている。
| 透析技術認定士 | 9名 |
|---|---|
| 体外循環技術認定士 | 6名 |
| 3学会合同呼吸療法認定士 | 6名 |
| 第1種ME技術実力検定試験合格 | 1名 |
| 第2種ME技術実力検定試験合格 | 16名 |
| 臨床ME専門認定士 | 1名 |
| 医療機器情報コミュニケータ | 3名 |
| 日常点検 | 2,410件 |
|---|---|
| 使用中点検 | 9,911件 |
| 人工心肺総数 | 283例 |
|---|---|
| 成人症例 | 219例 |
| 小児症例 | 64例 |
| 自己血回収装置使用総数 | 314例 |
|---|---|
| 人工心肺併用件数 | 244例 |
| 腹部大動脈瘤手術 | 37例 |
| 脊椎側湾症手術 | 17例 |
| その他の疾患 | 16例 |
| 経皮的心肺補助装置(PCPS)使用総数 | 16例 |
|---|---|
| 成人症例 | 13例 |
| 小児症例 | 3例 |
| 緊急対応症例総数 | 120例 |
|---|---|
| 人工心肺 | 74例 |
| 自己血回収およびPCPS (時間内、外および祝休日を含む) |
46例 |
| 医療機器管理件数 | |
|---|---|
| 臨床工学技士点検台数 | 76件 |
| 臨床工学技士手術室内ラウンド件数 | 242件 |
| メーカー点検台数 | 127件 |
| メーカー修理総件数 | 70件 |
| 成人症例総数 | 1,632例 |
|---|---|
| 診断検査 | 704件 |
| 治療症例 | |
| PCI(冠動脈インターベンション) | 689病変 |
| 抹消血管治療(PTA) | 41例 |
| 僧帽弁交連切開術 | 2例 |
| 不整脈治療症例 | |
| 電気生理検査(EPS) | 13例 |
| カテーテル心筋焼灼術 | 175例 |
| 植込み型除細動器移植術 | 29例 |
| ペースメーカ移植術 ※心臓再同期療法(CRT)を含む |
31例 |
| 補助循環症例 | |
| 大動脈バルーンパンピング(IABP) | 60例 |
| 経皮的心肺補助装置(PCPS) ※治療件数に重複あり |
13例 |
| 小児症例総数 | 82例 |
| 診断検査 | 67例 |
| バルーン形成術 | 6例 |
| コイル塞栓術 | 7例 |
| 心房中隔切開術 | 2例 |
| 緊急対応症例総数 | |
| 時間外 | 81件 |
| 祝休日 | 96件 |
| ペースメーカ移植術 | 98例 |
|---|---|
| 外来検査 | 747例 |
| 院内検査 | 121例 |
| 手術中の設定変更 | 20例 |
| 体外式ペースメーカ点検 | 313件 |
| 血液透析(HD) | 5,116例 | |
|---|---|---|
| 血漿交換(PE) | 成人症例 | 68例 |
| 小児症例 | 17例 | |
| 二重濾過血漿交換(DFPP) | 9例 | |
| 血漿吸着 | (プラソーバ) | 9例 |
| (イムソーバ) | 12例 | |
| 血液吸着 | (LCAP) | 37例 |
| (GCAP) | 24例 | |
| 腹水再還流 | 13例 | |
| 病棟施行症例 (血液透析、血液浄化を含む) |
70例 | |
| 緊急対応症例 (時間内、外および祝休日を含む) |
205例 | |
輸血細胞部での末梢血幹細胞採取、集中治療部、救急部での血液浄化療法について対応してゆく。血液浄化装置については一元管理する方向であり、さらに対応可能な機器の種類を増やし安全性や使用効率を充実させて行く。
各部門の関連認定資格(透析技術認定士、体外循環技術認定士、3学会合同呼吸療法認定士、医療機器情報コミュニケータなど)の取得を目指し、それぞれの知識および技術の向上を図り、より安全な運用に努める。
大学病院としての役割を果たすため研究面を充実させる方針である。