| 部長 | (教授) | 小西 宏明 |
|---|---|---|
| 副部長 | (准教授) | 五十嵐 孝 |
| (准教授) | 堀江 久永 | |
| 医員 | (講師) | 丹羽 康則 |
| (助教) | 岡田 修 | |
| 茂木 康一 |
自治医科大学中央手術部は昭和47年に開設され、平成14年8月新棟竣工とともに新館手術室へ移転し現在に至っている。手術室の構造は回収廊下型となっており、清浄度クラス1,000の手術室4室とクラス100の手術室が13室の合計17室で構成されている。その他産科専用手術室2室(平成19年から閉鎖中)、子ども医療センター手術室2室が追加された。
平成14年の新棟移転にともない、病院情報システム構築の第一歩として、まず麻酔記録の電子化がおこなわれ(J-CAN:Jichi-Clinical Advanced Network System)、平成18年からは院内の電子カルテシステム(JUMP:Jichi Medical University Universal MedicalInformationProgram)と連携しており、手術申し込み、手術記録、保険情報記録、看護記録などがすべて一元管理となった。ただし物流システムとのオンライン化は行っていない。
中央手術部に併設される形で中央材料室を備えており、選任の看護主任を配置し、手術機器の点検、消毒業務の指導を行い、中央手術部との密接な関連のもとに運営されている。
現代の進化する手術に対応するべく、医療機器を毎年更新、整備している。手術室にはモニター用カメラが設置され手術室内の状況をコントロール・ルームで監視することができ、またこれとは別に手術野の映像をプラズマデイスプレイに表示し、臓器移植手術の進行の調整や学生・研修医の教育、学会の発表などに用いられている。
| 手術件数 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| H19年度 | 688 | 651 | 724 | 773 | 782 | 638 | 768 |
| H20年度 | 717 | 666 | 725 | 779 | 734 | 665 | 754 |
| H21年度 | 743 | 565 | 792 | 856 | 732 | 687 | 726 |
| H22年度 | 748 | 601 | 775 | 758 | 742 | 719 | 785 |
| 手術件数 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| H19年度 | 792 | 667 | 701 | 741 | 747 | 8,672 |
| H20年度 | 656 | 688 | 679 | 713 | 791 | 8,567 |
| H21年度 | 703 | 698 | 675 | 698 | 805 | 8,680 |
| H22年度 | 768 | 703 | 687 | 723 | 644 | 8,653 |
平成20年度から21年度にかけては手術件数の増加に対する調整がなされてきた。しかし21年度後半からは手術件数に比して手術時間ならびに手術室占有時間の増加が顕著となっている。これは難易度の高い手術や重大な合併症を有する患者の手術が増加しているためと考えられ、高度医療を担う病院としては当然の帰結と言える。他方依然として手術待機時間が延長し続けていることは大きな問題である。
この状況を改善すべく平成22年4月からプロジェクトチームによる検討を行い、同年夏より手術申し込み方法などの改善を行った。秋以降手術件数は急増し、待機時間の改善が徐々に得られたが、その反動で中央手術部の過負荷状態、麻酔科医師の疲弊を来すこととなった。同年12月から緊急対応としての手術件数の調整を講じている。一連の混乱から当院が抱える問題点がより明白となった。すなわち有限な人的資源をぎりぎりまで活用しても、年々増加する手術ニーズには十分答えられないということである。手術治療に関する需給バランスが崩れていると考えられる。
職員の健康、安全な手術治療環境の提供の観点からは上記のバランスを保つことが不可欠である。来年度からは5年間の中期目標を明確に掲げ、それに従って運用調整を行っていく。