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形成外科【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2018年4月1日現在)

科長 (教授) 吉村浩太郎
副科長・病棟医長(講師)宇田 宏一
外来医長(助  教)田代 絢亮
医  員(講  師)須永  中
医  員(病院助教)池  大官
医  員(非常勤講師)木下 幹雄
医  員(非常勤医員)朝日林太郎
医  員(非常勤医員)森  正徳
シニアレジデント2名
臨床検査技師1名

2.診療科の特徴

形成外科は、主に身体の造形に基づく問題を解決することによって、対象組織の機能や患者のQOLを改善することを目指す診療科である。当院における特徴は以下である。

  1. 幼少時から治療を要する唇顎口蓋裂などの頭蓋顎顔面領域の先天異常・形態異常は、患者が成人になっても顔面骨骨切り術などの外科治療を要することが多い。小児形成外科との密な連携で全成長期における総合的な治療が可能である。
  2. ケロイド・肥厚性瘢痕専門外来を開設し、保存治療から手術治療、テーピング治療、術後放射線治療など、症状に応じた総合的アプローチで治療を行っている。
  3. 乳癌の増加に伴い、乳房再建症例が増加している。自家遊離組織移植を含む乳房再建関連手術は、2017年は48症例であった。遊離自家組織移植、有茎自家組織移植、脂肪移植、人工乳房による再建など多くの選択肢から、複合治療も含めて、患者の症状や希望に応じた治療を行っている。遊離皮弁など大きな組織移植を行った症例では、採取部の術後機能評価も行っている。
  4. 舌癌、咽頭癌や喉頭癌など頭頚部癌の切除後の再建(頭頸部再建)の症例も年々増加しており、2017年は50症例であった。頭頸部再建においては患者の術後QOLを重視し、客観的な術後機能評価だけでなく、患者アンケートによるQOL評価も取り入れている。上下顎再建後には補綴専門医との連携でインプラントや義歯の装着までの治療を積極的に行っている。舌再建後には欠損に応じた術後機能の目標を提示して術前からボディイメージの把握に役立てている。また、喉頭摘出後の音声再建も積極的に行っており、リハビリテーションのためには患者同士の情報交換が重要と考え、年に4回程度の患者会も開催している。
  5. 糖尿病や下肢血管病変に由来する下肢の虚血性病変に対する検査と治療(フットケア)を行っている。2017年より独自に臨床検査技師を配置し、組織酸素分圧、組織伸展度、組織血流量・速度などを測定して、科学的アプローチによる診断や治療戦略の検討を行っている。
  6. 先天性や癌治療後の二次性リンパ浮腫に対して、ICGリンパ管造営検査を行い、保存的圧迫療法から、リンパ管静脈吻合、リンパ節移植などの外科的治療まで総合的なアプローチによる治療を行っている。

施設認定

日本形成外科学会認定専門医制度指定認定施設

専門医

日本形成外科学会専門医 吉村浩太郎
宇田 宏一
須永  中
田代 絢亮
木下 幹雄
朝日林太郎
日本皮膚腫瘍外科学会専門医吉村浩太郎
日本創傷外科学会専門医吉村浩太郎
日本美容外科学会教育専門医吉村浩太郎
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医宇田 宏一

評議員

日本形成外科学会評議員 吉村浩太郎
日本オンコプラスティックサージャリー学会評議員 吉村浩太郎
宇田 宏一
日本再生医療学会評議員吉村浩太郎
日本抗加齢医学会評議員吉村浩太郎
日本創傷外科学会評議員吉村浩太郎
日本美容外科学会理事・評議員吉村浩太郎
日本形成手術手技学会理事吉村浩太郎
日本頭蓋顎顔面外科学会評議員宇田 宏一
国際形成再生外科学会副理事長吉村浩太郎
国際美容外科学会日本代表理事吉村浩太郎

3.診療実績・クリニカルインディケーター

1)新来患者数・再来患者数・紹介率

新来患者数 398人
再来患者数 4,733人
紹介率 78.7%

2)入院患者数

141人

3-1)術式別手術件数(外来手術含む)

術式 手術件数
熱傷 13
顔面骨骨折19
その他外傷23
先天異常27
良性腫瘍160
頭頚部一次再建34
頭頸部二次再建16
乳房一次再建 自家組織2
乳房一次再建 人工物10
乳房二次再建 自家組織8
乳房二次再建 人工物8
その他乳房再建関連20
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド57
難治性潰瘍39
炎症・変性疾患36
その他73
合  計545

3-2)手術術式別・術後合併症件数

術式 手術件数
遊離組織移植 48件
術後皮弁壊死1件

4)外来手術

病名 手術件数
外傷 19
良性腫瘍139
乳房再建関連13
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド37
難治性潰瘍36
顔面神経麻痺8
眼瞼下垂55
睫毛内反・眼瞼内反10
腋臭症1
その他25
合  計343

5)その他の治療・検査

リンパ浮腫、フットケア
組織酸素分圧測定、組織伸展度測定

6)術後死亡症例

なし

7)カンファランス症例

全手術症例

8)キャンサーボード

なし
随時頭頸癌キャンサーボードに参加

4.2018年の目標・事業計画等

  1. 新来患者数、外来手術数の増加、中央手術枠の増加
  2. ケロイド・瘢痕、眼瞼下垂の受け入れ枠数の増加
  3. 再建手術での多職種連携による術後機能向上
  4. 褥瘡やフットケアなど難治性潰瘍患者の受け入れと総合的治療
  5. リンパ浮腫症例の受け入れと治療、多職種連携による術後機能向上
  6. 乳房再建症例(一次再建と二次再建)の受け入れ数の増加
  7. 地域の連携病院(新小山市民病院、芳賀赤十字病院、新上三川病院など)との連携促進

5.過去実績