![形成外科[アニュアルレポート]](img/h1_report_21.gif)
1.スタッフ
| 科長 |
菅原 康志 |
| 病棟医長・外来医長 |
宇田 宏一 |
| 病院助手 |
去川 俊二 |
| 病院助手 |
須永 中 |
| シニアレジデント |
山中 佑次 |
| 宮崎 邦夫 |
| 今西 理也 |
2.診療科の特徴
形成外科は、患者の社会的QOLの向上に貢献する診療科である。当院における特徴は以下である。
- 悪性腫瘍切除後の社会生活復帰には、形成外科による再建が不可欠であるが、とくにマイクロサージェリーの技術を用いた遊離組織移植による再建は、頭頚部腫瘍に関して患者が受ける恩恵は大きい。耳鼻科、口腔外科での頭頚部腫瘍切除後のマイクロサージェリーによる再建は、平成12年以降より行っており、平成19年は29症例、平成20年は34症例に行った。また消化器一般外科領域では、食道再建、腹壁再建等を施行しており、いずれも患者の術後のQOLの向上に大きく寄与している。
- 乳癌の増加に伴い、乳房再建症例も増加している。自家遊離組織移植を含む乳房再建は、49症例施行した。平成19年より人工乳房による再建術が自費診療ではあるが対応可能となり、患者にとっての治療の選択肢が拡大した。
- 切断指や顔面骨骨折などの外傷疾患にも対応しており、顔面骨骨折(新鮮・陳旧)25例、手の外傷6例であった。
- 外来での手術は年々増加傾向にあり、5年前より毎年5%前後の増加率となっている。皮膚腫瘍、母斑、外傷処置など約370件施行した。
- とちぎ子ども医療センターにおいては、平成18年10月の開設時に口蓋裂ケアチーム(CCT)を立ち上げ、形成外科、口腔外科、耳鼻科、矯正歯科、言語治療、臨床心理、小児科によるチーム医療の実践を始めている。院内および近隣の医療機関へのチーム医療の周知、およびパンフレットやDVDを用いた患者サービスを行ったこともあり、年間手術件数として平成19年は43例、平成20年は49例と増加傾向にある。現在100名以上の口唇口蓋裂患者を抱え構音、咬合、審美のバランスのとれた治療を行い良好な成績をあげている。多指(趾)症も年間32症例を抱え、指の形態と骨分岐から切除指と手術法の決定を行う治療を行っている。
施設認定
日本形成外科学会認定専門医制度指定認定施設
専門医
| 日本形成外科学会専門医 |
菅原 康志、宇田 宏一、去川 俊二、須永 中 |
評議員
| 日本形成外科学会評議員 |
菅原 康志 |
| 日本頭蓋顎顔面外科学会評議員 |
菅原 康志 |
Asian pacific craniofacial association: Active member |
菅原 康志 |
3.診療実績・クリニカルインディケーター
1)新来患者数・再来患者数・紹介率
| 新来患者数 |
552人 |
| 再来患者数 |
4,099人 |
| 紹介率 |
58.40% |
2)入院患者数
240(病名と患者数は3−1)に同じ)
3-1)手術症例病名別件数
入院症例:総数309(他科からの依頼症例を含む)
| 新鮮熱傷 |
2 |
| 顔面外傷 |
27 |
| 手足の外傷 |
14 |
| 母斑血管腫良性腫瘍 |
16 |
| 悪性腫瘍、および再建 |
104 |
| 瘢痕拘縮 |
2 |
| 口唇口蓋裂 |
56 |
| 手足の先天異常 |
31 |
| 顔面先天異常 |
34 |
| 褥瘡・潰瘍 |
1 |
| その他 |
22 |
外来手術症例:総数3,254
| 顔面外傷 |
19 |
| 手足の外傷 |
13 |
| 母斑血管腫良性腫瘍 |
102 |
| 悪性腫瘍、および再建 |
6 |
| 瘢痕拘縮 |
25 |
| 褥瘡・潰瘍 |
1 |
| その他 |
278 |
3-2)手術別合併症発生数:
頭頚部腫瘍:遊離皮弁移植術:術後血栓3
4)~10)
なし
4.事業計画・来年の目標等
- 新患数の増加をはかる。
- 再建分野での技術向上をはかる。特に乳房再建の分野におけるサービスの向上を目ざす。
- 小山市民病院、芳賀赤十字病院との患者連携をさらに図る。
- 口蓋裂のチーム医療の充実。
5.過去実績
2008年アニュアルレポート.pdf