| 部長(教授) | 小西 宏明 |
|---|---|
| 副部長(教授) | 佐田 尚宏 |
| 看護師長 | 大柴 幸子 |
| 看護主任 | 村山 泉 |
| 事務 | 11名 |
電子カルテ稼働(2006年2月14日)から4年を超え、診療部としての体制は確立された。毎年の通常業務をこなしながら、マイナーなアプリケーションの修正を行っている。
昨年から病院情報システムに蓄えられたデータの活用の可能性について検討してきた。本年は学会を通じてさまざまな成果を報告できた。その中でも次世代電子カルテを踏まえた機能としての診断支援システムの構築が上げられる。これは類似症例のデータから予測される診断や、診断に寄与すると考えられる検査をコンピュータが推奨してくれるものである。米国で始まったマンモグラフィーの自動診断システムなどはその一例である。2011年はこの機能実装へ向けた検討を行う。
当院では病院情報システム稼働時より患者情報保護の観点から許可なくデジタル情報を外部へ持ち出すことを禁じている。近年放射線画像については他病院からの要望も増加してきたことから、CDなどの媒体による提供を整備した。その背景には、本年初めから栃木県医師会が中心となって医用画像の取り扱い規約を策定できたことがある。これによって県内の診療所、病院が統一した基準に沿ってデジタル画像を運用していくこととなった。当院から提供されるCDの表紙は基準準拠した仕様である。さらに来年には他病院から持ち込まれるデジタル媒体による放射線画像も当院のJUMPへ取り込めるようになる。
当院の病院情報システムは最初の稼働から6年となり、本来は病院情報システム全体の更新時期であった。しかしながら外来リニューアルの真っ最中であり、ネットワークなどインフラの変更が頻回に発生するため費用面からもこの時期での更新は困難と判断され、必要最小限の更新、すなわちハード面を中心としてインフラ更新を行うこととなった。本年と来年の2カ年の予定で、まずはサーバ更新から開始した。
IT(コンピュータ)の分野はハード面の技術革新が著しいにもかかわらず、我々の医療業界は新しいものを取り入れていく運用面での対応が遅い。医師、看護師の負担軽減が重要課題となっている中では、それに寄与できる技術の導入には積極的であるべきだと考える。「故きを温ねて新しきを知る」来年は文書管理システム、医用画像取り込みシステムなど職員の負担軽減がJUMP(病院情報システムと飛躍)のキーワードになりそうである。